日程 | 2016年9月4日(日曜日) |
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開催 | 新潟競馬場 11R |
距離 | 芝2000m |
格付け | GⅢ |
条件 | サラ系3歳以上 |
斤量 | ハンデ |
出走数 | 18頭 |
天気 | 曇り参考 新潟競馬場 – ヤフー天気 |
サマー2000シリーズ第5戦「新潟記念2016」です。1着馬には10ポイントが入るので、今回人気を集めるだろう多くの馬に優勝の可能性が残っています。ただ過去の新潟記念を振り返ると、一筋縄ではいかないレースとなっています。傾向としては、かなりの波乱含みのレースです。
過去10年の3連単の配当を見ると、10万馬券超えは9回に及びます。100万馬券超えの年があるほど難解なレースです。2014年のみ硬めの決着となりましたが、この歳は外枠だけで決着するなど、データ的には異例の年と言っても良さそうです。
- 2015年 384,550円
- 2014年 28,290円
- 2013年 558,010円
- 2012年 313,130円
- 2011年 102,850円
- 2010年 134,970円
- 2009年 196,790円
- 2008年 1,028,690円
- 2007年 277,430円
- 2006年 131,420円
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければ、ご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 |
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2015稍重 | 1 | 3 | 牡7 | 56 | パッションダンス | 6 | 小倉記念(G3) 6着(0.4) |
2 | 6 | 牡5 | 56 | マイネルミラノ | 9 | 函館記念(G3) 8着(1.5) | |
3 | 4 | 牡6 | 54 | ファントムライト | 13 | モンゴル大統領賞(OP) 16着(1.3) | |
2014良 | 1 | 13 | 牡5 | 56 | マーティンボロ | 1 | 小倉記念(G3) 2着(0.3) |
2 | 16 | 牡5 | 54 | クランモンタナ | 5 | マレーシアC(1600万) 1着(-0.1) | |
3 | 15 | 牡4 | 57 | ラストインパクト | 3 | 小倉記念(G3) 6着(1.4) | |
2013稍重 | 1 | 4 | 牝6 | 52 | コスモネモシン | 10 | クイーンS(G3) 7着(1.2) |
2 | 9 | 牡6 | 57 | エクスペディション | 8 | 小倉記念(G3) 6着(0.8) | |
3 | 8 | セ5 | 55 | ファタモルガーナ | 7 | 七夕賞(G3) 6着(0.7) | |
2012良 | 1 | 1 | セ7 | 56 | トランスワープ | 7 | 函館記念(G3) 1着(-0.2) |
2 | 7 | 牡6 | 56 | タッチミーノット | 9 | 七夕賞(G3) 12着(0.9) | |
3 | 9 | 牡5 | 57 | アスカクリチャン | 8 | 小倉記念(G3) 6着(0.8) | |
2011良 | 1 | 5 | 牡5 | 57.5 | ナリタクリスタル | 5 | 小倉記念(G3) 6着(0.5) |
2 | 9 | 牡7 | 56 | サンライズベガ | 9 | 小倉記念(G3) 15着(1.8) | |
3 | 3 | 牡5 | 57 | セイクリッドバレー | 3 | 関屋記念(G3) 5着(0.3) | |
2010良 | 1 | 8 | 牡4 | 55 | ナリタクリスタル | 5 | 小倉記念(G3) 4着(0.3) |
2 | 6 | 牡7 | 56 | トウショウシロッコ | 10 | 七夕賞(G3) 5着(0.1) | |
3 | 5 | 牡6 | 55 | サンライズベガ | 4 | 小倉記念(G3) 7着(0.5) | |
2009良 | 1 | 5 | 牡7 | 56.5 | ホッコーパドゥシャ | 5 | 小倉記念(G3) 2着(0.0) |
2 | 6 | 牡5 | 54 | サンライズベガ | 6 | 日本海S(1600万) 1着(-0.2) | |
3 | 8 | 牡5 | 55 | メイショウレガーロ | 12 | 函館記念(G3) 3着(0.1) | |
2008良 | 1 | 11 | 牝4 | 52 | アルコセニョーラ | 16 | 七夕賞(G3) 12着(1.5) |
2 | 7 | 牡5 | 55 | マイネルキッツ | 2 | 七夕賞(G3) 3着(0.1) | |
3 | 5 | 牡5 | 55 | トウショウシロッコ | 14 | 函館記念(G3) 13着(1.1) | |
2007良 | 1 | 18 | 牡5 | 56 | ユメノシルシ | 2 | 七夕賞(G3) 3着(0.3) |
2 | 7 | 牡5 | 52 | トウショウヴォイス | 10 | 新潟日報賞(1600万) 1着(-0.1) | |
3 | 9 | 牝6 | 54 | ヤマニンアラバスタ | 7 | 関屋記念(G3) 17着(2.0) | |
2006良 | 1 | 5 | 牡4 | 57 | トップガンジョー | 6 | エプソムC(G3) 1着(-0.1) |
2 | 8 | 牝4 | 51 | サンレイジャスパー | 4 | 小倉記念(G3) 4着(0.4) | |
3 | 16 | 牡6 | 58 | ヴィータローザ | 9 | 小倉記念(G3) 2着(0.2) |
過去10年の新潟記念では、真ん中あたりの枠(2~5枠)の好走が目立ちます。極端な内枠(1枠)や二桁馬番(6~8枠)は劣勢と言えそうです。硬く決まった2014年を除くと、近年はその傾向が顕著です。
過去10年の新潟記念では、3着以内に8歳馬はいません。7歳馬は5頭いますが、いずれも斤量57kg未満でした。
- 2015年1着パッションダンス(56kg)
- 2012年1着トランスワープ(56kg)
- 2011年2着サンライズベガ(56kg)
- 2010年2着トウショウシロッコ(56kg)
- 2009年1着ホッコーパドゥシャ(56.5kg)
七夕賞組や函館記念組の好走も多いですが、注目は小倉記念組です。過去10年の新潟記念3着以内30頭中12頭を占めます。人気薄を含め2009年から7年連続で馬券圏内に来ているローテです。そのうち12頭中9頭が小倉記念で馬券圏外だった馬の巻き返しです。
過去10年の新潟記念では、上位人気の凡走がかなり目立ちます。1番人気と3番人気が来た2014年を除くと、1番人気の複勝率は0%になってしまいます。
- 1番人気(1-0-0-9)
- 2番人気(1-1-0-8)
- 3番人気(0-0-2-8)
- 4番人気(0-1-1-8)
馬券予想
小倉記念2016勝ち馬クランモンタナ、七夕賞2016勝ち馬アルバートドック、函館記念2016勝ち馬マイネルミラノとサマー2000シリーズ指定重賞の勝ち馬が揃いました。まさにサマー2000シリーズ王者を決めるレースになりそうです。
ただ新潟記念は毎年のように荒れています。前走からの巻き返しを狙う馬を中心に波乱想定で予想したいと思います。
2014年のような年もありますが、過去10年を振り返ると、外枠が劣勢のレースです。候補を絞るために、機械的に二桁馬番を消して①~⑨の馬を狙おうと思います。その他、過去10年では、7歳以上で馬券に絡んだ馬は全て斤量57kg未満でした。なので高齢馬の狙いとしては、軽ハンデ馬を考えたいです。
以下、簡単な考察と予想です。
いつも買い時に困るハービンジャー産です。前走小倉記念2016では上がり最速の2着に入っていますが、不利を受けたダコールがスムーズに走れていれば、着順はダコールの方が上だったかもしれないと思ってしまいます。先行した大穴のクランモンタナが勝ち、人気薄の7歳馬エキストラエンドが3着に来る流れだったので、着順通りの評価は難しいと思います。
2走前の新潟大賞典2016が大敗が気になりますが、他の重賞では安定してるので、押さえておいた方が無難でしょうか。
前走七夕賞2016の2頭です。どちらも穴っぽいと思います。どちらか1頭を押さえるとすれば、ルミナスウォリアーでしょうか。前走七夕賞2016のときは過剰に人気していたので様子見しましたが、前走負けて人気を落とす今回が狙い目かもしれません。東京や新潟など直線が長く広いコースに良績が多いので、前走の福島コースよりは期待したいです。
波乱のレースだと考えると、マジェスティハーツのような馬は気になります。勝てないレースが続いていたり、よく分からないローテだったりして、迷走している印象ですが、大穴として考えると狙えなくは無さそうです。3走前の鳴尾記念2016では、サトノノブレス、ステファノス、ヤマカツエースといった馬と差のない競馬をしていますし、2年前は同舞台(新潟芝2000m)の新潟大賞典2014で2着に好走しています。高配演出があるとすれば、こういう馬でしょうか。
厳しそうですが、好枠を引いたので押さえておこうと思います。森ジョッキーに戻るようですが、過去、新潟の重賞で惜しいレースをしているので、今度こそ良い結果が出ると良いですね。
昨年の3着馬です。相性の良い新潟のここを狙ってきてる感じがします。前走函館記念2016はプラス14kgの叩き、不利な大外枠だったので度外視しても良いと思います。
昨年のVTRを見ると、雨&稍重の中、先行したパッションダンスとマイネルミラノが粘る展開でした。前に行った2頭が残る流れでしたが、ロンギングダンサーは上がり最速で追い込んで4着に入っています。今回人気するだろうダコールは、同じく追い込んでの6着だったので、オッズ的には人気薄のロンギングダンサーが狙い目でしょうか。当日、差し追い込みが来るような馬場であれば、面白いかもしれません。
買い方
◎⑧ルミナスウォリアー
○⑦ファントムライト
▲①ベルーフ
△⑤マジェスティハーツ
「1~9番枠」「7歳以上は軽ハンデ馬」という条件で考えると、かなり候補が絞れました。外の有力馬まで考えても当たる気がしないので、この4頭を狙おうと思います。
3連複4頭ボックス ◎○▲△ 合計4点
結果
馬券的には、4着、5着、6着、10着でした。
本命◎ルミナスウォリアーは5着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 |
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1 | 17 | 牡5 | アデイインザライフ | 2 | 常総S(1600万) 1着(-0.0) |
2 | 14 | 牡4 | アルバートドック | 1 | 七夕賞(G3) 1着(-0.1) |
3 | 12 | 牡7 | ロンギングダンサー | 9 | 新潟大賞典(G3) 6着(0.8) |
こちらも晩に録画を見ました。真逆の結果でした。波乱予想&内枠から候補を選びましたが、硬い決着&外枠で決まりました。2014年と同じパターンです。重いハンデを背負う高齢馬が来なかったのは過去データの傾向通りでしたが、前走小倉記念2016組が来ないなど、全くデータも使えないレースでした。
外枠ということで切ってしまいましたが、3着にロンギングダンサーが入ったのは、少し悔しいところです。週初めの予想のままでも良かったのかもしれません。
外差しが決まる馬場だったので、最後の直線は、外ラチに集まっていく不思議なレースでした。1枠1番のベルーフは、直線に入ってから大外まで斜め横断し、最後良い脚で4着まで伸びていました。田辺ジョッキーの読みが良かったのもあると思いますが、すごく外が特殊な伸びる馬場だったと思います。