オークス2016過去10年のデータと予想 | 深く考えない競馬

オークス2016過去10年のデータと予想

日程 2016年5月22日(日曜日)
開催 東京競馬場 11R
距離 芝2400m
格付け GⅠ
条件 サラ系3歳牝馬
斤量 定量(55kg)
出走 18頭
天気 晴時々曇参考 東京競馬場 – ヤフー天気

桜花賞2016馬ジュエラーが骨折で出走回避、フローラステークス2016 2着のパールコードも出走回避するなど、上位争いしそうな2頭の出走がなくなりました。2頭ともヴィクトワールピサ産で、東京2400mはどうだろう…と思っていたので、少し予想はしやすくなった感じがします。

過去10年の配当を見ると、3連単10万馬券超えは4回です。周期的には2~3年に1度は波乱決着となっているので、そろそろ荒れるのでは…という感じがあります。それから上位人気決着というのも少ないレースなので、波乱含みの一戦といえそうです。

  • 2013年 150,480円
  • 2011年 548,190円
  • 2008年 440,360円
  • 2006年 164,300円

では今回も過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。

過去10年の1~3着馬の前走データ

オークス2016
年度 着順 馬番 馬名 人気 前走
2015 1 10 ミッキークイーン 3 忘れな草賞(OP) 1着(-0.1)
2 14 ルージュバック 1 桜花賞(G1) 9着(1.0)
3 17 クルミナル 6 桜花賞(G1) 2着(0.7)
2014 1 9 ヌーヴォレコルト 2 桜花賞(G1) 3着(0.1)
2 10 ハープスター 1 桜花賞(G1) 1着(-0.0)
3 5 バウンスシャッセ 3 皐月賞(G1) 11着(0.7)
2013 1 3 メイショウマンボ 9 桜花賞(G1) 10着(0.9)
2 13 エバーブロッサム 5 フローラS(G2) 2着(0.1)
3 5 デニムアンドルビー 1 フローラS(G2) 1着(-0.1)
2012 1 14 ジェンティルドンナ 3 桜花賞(G1) 1着(-0.1)
2 9 ヴィルシーナ 2 桜花賞(G1) 2着(0.1)
3 3 アイスフォーリス 9 フローラS(G2) 2着(0.4)
2011 1 4 エリンコート 7 忘れな草賞(OP) 1着(-0.1)
2 18 ピュアブリーゼ 8 フローラS(G2) 3着(0.0)
3 12 ホエールキャプチャ 2 桜花賞(G1) 2着(0.1)
2010稍重 1 17 アパパネ 1 桜花賞(G1) 1着(-0.1)
1 18 サンテミリオン 5 フローラS(G2) 1着(-0.2)
3 2 アグネスワルツ 8 フローラS(G2) 2着(0.2)
2009 1 7 ブエナビスタ 1 桜花賞(G1) 1着(-0.1)
2 3 レッドディザイア 2 桜花賞(G1) 2着(0.1)
3 14 ジェルミナル 4 桜花賞(G1) 3着(0.3)
2008稍重 1 15 トールポピー 4 桜花賞(G1) 8着(0.4)
2 6 エフティマイア 13 桜花賞(G1) 2着(0.1)
3 10 レジネッタ 5 桜花賞(G1) 1着(-0.1)
2007 1 2 ローブデコルテ 5 桜花賞(G1) 4着(0.8)
2 7 ベッラレイア 1 フローラS(G2) 1着(-0.0)
3 12 ラブカーナ 8 スイートピーS(OP) 2着(0.0)
2006 1 9 カワカミプリンセス 3 スイートピーS(OP) 1着(-0.1)
2 2 フサイチパンドラ 5 桜花賞(G1) 14着(1.8)
3 10 アサヒライジング 7 桜花賞(G1) 4着(0.3)
①前走桜花賞

過去10年のオークス3着以内30頭中18頭を占めます。前走桜花賞の馬が馬券圏内に来なかった年はありません。

②前走フローラステークス(3着以内)

過去10年のオークス3着以内30頭中7頭を占めます。フローラステークス3着馬は、2011年2着ピュアブリーゼのみです。ピュアブリーゼは、勝ち馬と差のない競馬(0.0秒差)の3着でした。

③トライアル連対馬
  • 前走忘れな草賞 1着(2頭)
  • 前走スイートピーS 1着(1頭)
  • 前走スイートピーS 2着(1頭)

桜花賞、フローラステークス(3着以内)、忘れな草賞(1着馬)、スイートピーステークス(連対馬)を合わせると、過去10年のオークス3着以内30頭中29頭になります。例外は、2014年3着バウンスシャッセ(前走皐月賞)のみです。

馬券予想

直近4年では、サンデー系の馬が馬券圏内を独占しています。過去4年では、3着以内の全頭がサンデー系の馬でした。中でも、ディープインパクト産は、12頭中7頭を占めてるので、「買い」の血統だと思います。

以下、簡単な考察と予想です。

①フロムマイハート

最内枠を引いたので「上手く先行してロス無く」という感じでしょうか。

荒れるとすれば、そろそろ前走スイートピーS組が馬券に絡むかも…と思ってるので、穴狙いであれば押さえても良さそうです。

③シンハライト

ディープインパクト産、前走桜花賞と条件は揃いました。池添ジョッキーも、G1で2着が続いていますから、今度こそ勝ちたいところでしょう。

小柄な馬なので馬体重は不安要素でしょうか。輸送(初関東)もあります。過去10年では、3着以内に当日馬体重が430kg未満だった馬はいません。5月19日の調教後の馬体重が430kgということなので、少し心配なところです。

④アットザシーサイド

直近12年のデータを見ると、オークスでは福永ジョッキーを押さえておきたいです。

オークスと福永ジョッキーの相性(馬券圏内)
2004 ダイワエルシエーロ 桜花賞7着→オークス1着
2005 シーザリオ 桜花賞2着→オークス1着
2006 フサイチパンドラ 桜花賞14着→オークス2着
2007 ローブデコルテ 桜花賞4着→オークス1着
2009 ジェルミナル 桜花賞3着→オークス3着

オークスで馬券圏外だったのは、以下の5回です。

オークスと福永ジョッキーの相性(馬券圏外)
2008 ムードインディゴ 忘れな草賞1着→オークス10着
2010 エーシンリターンズ 桜花賞3着→オークス14着
2012 キャトルフィーユ 忘れな草賞1着→オークス14着
2013 プリンセスジャック 桜花賞3着→オークス11着
2015 ディアマイダーリン フローラS2着→オークス11着

前走桜花賞の馬に乗った7回中5回で馬券圏内に来ていることになります。

桜花賞での人気を見ると、エーシンリターンズは11番人気、プリンセスジャックは14番人気で、ともに二桁人気で穴をあけていた馬です。軸候補として考えると怖い部分がありますが、実績&ジョッキーともに良いので、押さえておきたいですね。

⑨ウインファビラス

輸送の心配のない東京ですし、狙えなくも無い印象です。血統的には、ウインファビラスと同じ松岡ジョッキーが騎乗したアイスフォーリス(2012年3着)もステイゴールド産でした。

⑬チェッキーノ

前走フローラステークス2016は圧巻でした。東京芝2000mの大外枠から上がり最速で圧勝しました。阪神ジュベナイルフィリーズ2016(G1)や桜花賞2016(G1)を戦ってきた相手との力関係が分からないので、取捨に迷うところですが、あのパフォーマンスを見るとスルーするわけにはいかない馬でしょう。

難点を挙げるとすれば、前走フローラステークスの馬は、なかなか勝ち切れていないことでしょうか。過去10年では、2010年1着同着サンテミリオンのみです。

⑮レッドアヴァンセ

穴をあけるとすれば、こういう馬でしょうか。「ディープインパクト産、父サンデー系、母方はノーザンダンサー系」の馬です。過去の3着以内にはとても多い組み合わせです。

チューリップ賞2016のときから胃潰瘍などコンディションが良くなさそうだったので、チューリップ賞と桜花賞の結果は仕方ない感じもします。調教後の馬体重を見ると、444kgまで回復していますし、当日の状態次第では穴馬として面白そうな馬だと思います。

買い方

◎④アットザシーサイド

○⑬チェッキーノ

▲⑮レッドアヴァンセ

△⑨ウインファビラス

本命は、④アットザシーサイドにしました。③シンハライトを消すと、この馬を狙わざるを得なくなった感じです…。あとは順に⑬チェッキーノ、⑮レッドアヴァンセ、⑨ウインファビラスを押さえました。

チェッキーノの前走のパフォーマンスを見ると、押さえておいた方が無難でしょう。それから穴馬として、レッドアヴァンセとウインファビラスを狙ってみました。

波乱想定でシンハライトを消しましたが、シンハライトが勝ち負け争いの候補だと思います。その他、血統を重視する場合は、サンデー系の馬を中心に狙ってみても面白そうです。

3連複◎ – ○▲△ – ○▲△ 計3点

3連単◎→○→▲△ 計2点

合計5点

結果

馬券的には、2着、7着、11着、14着でした。

本命◎アットザシーサイドは11着でした。

オークス2016
着順 馬番 馬名 前走
1 3 シンハライト 桜花賞(G1) 2着(0.0)
2 13 チェッキーノ フローラS(G2) 1着(-0.5)
3 14 ビッシュ フローラS(G2) 5着(0.8)

1人気、2人気、5人気で硬く決まりました。アンカツさんの本命はシンハライトで、サービスレースだと言ってましたが、本当にその通りの決着になりました。

本命アットザシーサイドは距離でしょうか。最後全く手応えが無いように見えました。

ビッシュが3着に来ましたが、外国人ジョッキーは大舞台の方が勝負強いですね。過去10年で見ると、当日馬体重が430kg未満の馬が来たこと無かったのですが、今年は1着3着が小柄な馬という決着になりました。3着ビッシュは、416kgという体重に加え、前走フローラS2016 5着だったので、全くの盲点となりました。ディープインパクト産は相性が良いですね。

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