日程 | 2018年5月20日(日曜日) |
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開催 | 東京競馬場 11R |
距離 | 芝2400m |
格付け | GⅠ |
条件 | サラ系3歳牝馬 |
斤量 | 定量(55kg) |
出走数 | 18頭 |
天気 | 晴れ(ヤフー天気) |
オークス2018
牝馬三冠レース「オークス(優駿牝馬)2018」です。過去のオークス上位馬を見ると、古馬になってからもG1戦線を中心に活躍する馬が多く、この先の国内競馬を占う上でも重要なレースといえそうです。今年はアーモンドアイやラッキーライラックを中心に、3歳牝馬のレベルが高い印象で、ハイレベルなレースが期待できそうです。
コース形態
過去10年のオークスの配当を見ると、3連単10万馬券超えが3回あります。このうち2008年と2013年は、桜花賞も波乱決着となっています。3歳牝馬の傾向を見る上で、桜花賞の結果も参考になるかもしれません。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2017 | 2,290円 | 4,600円 | 20,130円 |
2016 | 420円 | 2,070円 | 5,790円 |
2015 | 1,160円 | 4,140円 | 20,150円 |
2014 | 380円 | 1,530円 | 12,850円 |
2013 | 13,880円 | 15,610円 | 150,480円 |
2012 | 820円 | 6,640円 | 30,610円 |
2011 | 42,750円 | 45,120円 | 548,190円 |
2010 | 1,870円 | 10,180円 | 20,460円24,290円 |
2009 | 320円 | 1,250円 | 2,430円 |
2008 | 24,080円 | 61,600円 | 440,360円 |
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
表の色分けについては、過去データ表の見方にまとめています。
年度 | 着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2017良 | 1 | 2 | ソウルスターリング | 1 | 桜花賞(G1) 3着(0.1) | 1 |
2 | 1 | モズカッチャン | 6 | フローラステークス(G2) 1着(-0.0) | 12 | |
3 | 16 | アドマイヤミヤビ | 2 | 桜花賞(G1) 12着(1.0) | 2 | |
2016良 | 1 | 3 | シンハライト | 1 | 桜花賞(G1) 2着(0.0) | 2 |
2 | 13 | チェッキーノ | 2 | フローラステークス(G2) 1着(-0.5) | 3 | |
3 | 14 | ビッシュ | 5 | フローラステークス(G2) 5着(0.8) | 1 | |
2015良 | 1 | 10 | ミッキークイーン | 3 | 忘れな草賞(OP) 1着(-0.1) | 1 |
2 | 14 | ルージュバック | 1 | 桜花賞(G1) 9着(1.0) | 1 | |
3 | 17 | クルミナル | 6 | 桜花賞(G1) 2着(0.7) | 7 | |
2014良 | 1 | 9 | ヌーヴォレコルト | 2 | 桜花賞(G1) 3着(0.1) | 5 |
2 | 10 | ハープスター | 1 | 桜花賞(G1) 1着(-0.0) | 1 | |
3 | 5 | バウンスシャッセ | 3 | 皐月賞(G1) 11着(0.7) | 12 | |
2013良 | 1 | 3 | メイショウマンボ | 9 | 桜花賞(G1) 10着(0.9) | 4 |
2 | 13 | エバーブロッサム | 5 | フローラステークス(G2) 2着(0.1) | 2 | |
3 | 5 | デニムアンドルビー | 1 | フローラステークス(G2) 1着(-0.1) | 1 | |
2012良 | 1 | 14 | ジェンティルドンナ | 3 | 桜花賞(G1) 1着(-0.1) | 2 |
2 | 9 | ヴィルシーナ | 2 | 桜花賞(G1) 2着(0.1) | 4 | |
3 | 3 | アイスフォーリス | 9 | フローラステークス(G2) 2着(0.4) | 2 | |
2011良 | 1 | 4 | エリンコート | 7 | 忘れな草賞(OP) 1着(-0.1) | 2 |
2 | 18 | ピュアブリーゼ | 8 | フローラステークス(G2) 3着(0.0) | 3 | |
3 | 12 | ホエールキャプチャ | 2 | 桜花賞(G1) 2着(0.1) | 1 | |
2010稍重 | 1 | 17 | アパパネ | 1 | 桜花賞(G1) 1着(-0.1) | 1 |
1 | 18 | サンテミリオン | 5 | フローラステークス(G2) 1着(-0.2) | 1 | |
3 | 2 | アグネスワルツ | 8 | フローラステークス(G2) 2着(0.2) | 4 | |
2009良 | 1 | 7 | ブエナビスタ | 1 | 桜花賞(G1) 1着(-0.1) | 1 |
2 | 3 | レッドディザイア | 2 | 桜花賞(G1) 2着(0.1) | 2 | |
3 | 14 | ジェルミナル | 4 | 桜花賞(G1) 3着(0.3) | 5 | |
2008稍重 | 1 | 15 | トールポピー | 4 | 桜花賞(G1) 8着(0.4) | 1 |
2 | 6 | エフティマイア | 13 | 桜花賞(G1) 2着(0.1) | 15 | |
3 | 10 | レジネッタ | 5 | 桜花賞(G1) 1着(-0.1) | 12 |
過去10年のオークス3着以内30頭中18頭を占めます。桜花賞組が馬券圏内に来なかった年はありません。そのうち14頭が桜花賞で3着以内に好走していました。4着以下だった4頭は、桜花賞で人気(1~4番人気)を集めていました。
過去10年のオークス3着以内30頭中9頭を占めます。そのうち2016年3着ビッシュを除く8頭がフローラステークスで3着以内に好走していました。そのほか、フローラステークス組の優勝は、2010年1着同着だったサンテミリオンまで遡ります。オークスでは、2~3着までという印象が強いローテとなっています。
過去10年のオークス3着以内30頭中2頭を占めます。2頭とも前走忘れな草賞に出走して優勝していました。データ外になりますが、2007年にはスイートピーステークス組のラブカーナがオークスで3着に好走しています。
- 2015年1着ミッキークイーン(前走忘れな草賞2015優勝)
- 2011年1着エリンコート(前走忘れな草賞2011優勝)
過去10年のオークス3着以内30頭中12頭を占めます。穴馬も含め、意外と好走例が多いです。
予想
今年のオークス2018は、ハイレベルなメンバーが揃った印象です。桜花賞連対馬のアーモンドアイとラッキーライラックの2頭に加え、前走フローラステークス2018の勝ちっぷりが際立っていたサトノワルキューレなど、国内トップの3歳牝馬が集まりました。近年は、人気馬(1~3番人気)が結果を残す傾向にあるレースだけに、この3頭が上位争いの中心になるでしょうか。
ただ2014年を除く過去9回で、毎年1頭以上の穴馬が馬券に絡んでおり、上位争いに加わる穴馬を押さえることが出来るかが馬券のポイントになりそうです。(´・ω・`;)
以下、簡単な考察と予想です。変更がある場合は、レース当日の朝までに追記修正します。
新馬戦の勝ちっぷりが良く、昨年のアルテミスステークス2017から5戦連続で本命馬。まだ底を見せたわけではないので、深く考えず本命です。3歳牝馬ですし、あまり考えすぎないで良いとは思いますが、アーモンドアイと比べると距離不安が少ないのは、ポジティブな要素になるでしょうか。あとは速い時計の馬場に対応できれば…。
ルメール騎手がトリプルクラウン(三冠牝馬)が可能な馬だということを言っていました。ラッキーライラック同様、全く底を見せていないので、当然、上位争いの候補になりそうです。ルメール騎手の言葉を信じるならば、頭から狙うのもありかもしれませんね。
重賞を含め、馬券圏外のない安定した成績を残しています。直近3戦からラッキーライラックとアーモンドアイに先着できるイメージがわかないものの、2着以下を突き放した新馬戦(東京1600m)の勝ちっぷりが良く、左回りの東京コースがプラスに働くかもしれません。
似たような成績の全姉アユサンを見ると、頭からは狙い難い印象の1頭。ただ例年、中穴(5番人気以下)が馬券圏内に食い込んでくるので、紐に押さえておきたい1頭でもあります。過去、ディープインパクト産の中穴がわりと馬券圏内に好走しており、5~6番人気あたりなら狙ってみても面白そうです。
- 2016年3着ビッシュ(5番人気)
- 2015年3着クルミナル(6番人気)
- 2013年2着エバーブロッサム(5番人気)
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、2着、3着、5着でした。本命◎ラッキーライラックは、3着でした。
着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 13 | アーモンドアイ | 1 | 桜花賞(G1) 1着(-0.3) | 2 |
2 | 1 | リリーノーブル | 4 | 桜花賞(G1) 3着(0.4) | 3 |
3 | 2 | ラッキーライラック | 2 | 桜花賞(G1) 2着(0.3) | 1 |
晩に録画を見ました。馬券は的中でした。
アーモンドアイの強過ぎる優勝。インタビューでは、ルメール騎手も「トリプルクラウンが獲れる馬だと言った」ということを言っていました。それほど抜けた馬なのかもしれません。
ラッキーライラックも卒なく乗った印象で、桜花賞2018に続いて、強すぎる相手に力負けという感じでした。ジェンティルドンナの年のヴィルシーナみたいに、秋華賞2018で逆転するのも難しいかもしれません。