過去10年では、上位人気(1~4番人気)の複勝率は低く、信頼性は低いです。
- 1番人気(1-2-2-5)複勝率50%
- 2番人気(2-1-0-7)複勝率30%
- 3番人気(3-0-0-7)複勝率30%
- 4番人気(0-0-1-9)複勝率10%
過去には二桁人気の馬が多く馬券圏内に来ていて、2012年は3連単260万馬券、2008年は3連単150万馬券、2006年は3連単210万馬券と大波乱の決着となりました。
- 2006年1着ネイティヴハート(14番人気)
- 2007年2着サチノスイーティー(10番人気)
- 2007年3着シルヴァーゼット(11番人気)
- 2008年2着エムオーウイナー(12番人気)
- 2012年3着ベイリングボーイ(14番人気)
- 2014年2着スノードラゴン(11番人気)
オーシャンS2016も波乱含みの決着がありえるので、予想&的中ともに難しいレースではないでしょうか。
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければ、ご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 前走 |
---|---|---|---|---|---|
2015稍重 | 1 | 12 | 牡7 | サクラゴスペル | ラピスラズリS(OP) 2着(0.0) |
2 | 4 | 牡6 | ハクサンムーン | 阪神C(G2) 18着(1.6) | |
3 | 13 | 牡5 | ベステゲシェンク | シルクロードS(G3) 4着(0.2) | |
2014良 | 1 | 1 | 牡4 | スマートオリオン | アクアマリンS(1600万) 1着(-0.0) |
2 | 15 | 牡6 | スノードラゴン | 根岸S(G3) 11着(0.7) | |
3 | 16 | 牡8 | レッドスパーダ | 東京新聞杯(G3) 13着(1.5) | |
2013良 | 1 | 8 | 牡5 | サクラゴスペル | ラピスラズリS(OP) 1着(-0.4) |
2 | 5 | 牡6 | ダッシャーゴーゴー | シルクロードS(G3) 2着(0.0) | |
3 | 13 | 牡5 | ツルマルレオン | 京洛S(OP) 4着(0.2) | |
2012重 | 1 | 2 | 牝6 | ワンカラット | 淀短距離S(OP) 4着(1.2) |
2 | 9 | 牝6 | グランプリエンゼル | シルクロードS(G3) 5着(0.4) | |
3 | 6 | 牡8 | ベイリングボーイ | 淀短距離S(OP) 12着(2.2) | |
2011良 | 1 | 5 | 牡4 | ダッシャーゴーゴー | 京阪杯(G3) 10着(0.5) |
2 | 10 | 牡8 | キンシャサノキセキ | 阪神C(G2) 1着(-0.0) | |
3 | 9 | 牡5 | レッドスパーダ | 阪神C(G2) 2着(0.0) | |
2010重 | 1 | 3 | 牡7 | キンシャサノキセキ | 阪神C(G2) 1着(-0.2) |
2 | 8 | 牡6 | エーシンエフダンズ | シルクロードS(G3) 7着(0.8) | |
3 | 6 | 牡8 | シンボリグラン | シルクロードS(G3) 3着(0.4) | |
2009稍重 | 1 | 7 | 牡5 | アーバニティ | 韓国馬事会杯(1600万) 1着(-0.3) |
2 | 1 | 牝5 | コスモベル | シルクロードS(G3) 7着(0.5) | |
3 | 14 | 牡4 | アポロドルチェ | バレンタインS(OP) 12着(0.8) | |
2008良 | 1 | 15 | 牡5 | プレミアムボックス | 山城S(1600万) 1着(-0.1) |
2 | 6 | 牡7 | エムオーウイナー | スプリンターズS(G1) 16着(3.8) | |
3 | 14 | 牡5 | ナカヤマパラダイス | バレンタインS(OP) 4着(0.2) | |
2007良 | 1 | 3 | 牡5 | アイルラヴァゲイン | すばるS(OP) 7着(0.8) |
1 | 12 | 牝4 | サチノスイーティー | シルクロードS(G3) 5着(0.3) | |
3 | 15 | 牡6 | シルヴァーゼット | すばるS(OP) 12着(1.6) | |
2006稍重 | 1 | 5 | 牡8 | ネイティヴハート | スワンS(G2) 16着(1.6) |
2 | 1 | 牡4 | コパノフウジン | シルクロードS(G3) 4着(0.1) | |
3 | 12 | 牡4 | シンボリグラン | CBC賞(G2) 1着(-0.0) |
過去10年のオーシャンステークス3着以内30頭中29頭に及びます。例外は、2014年3着レッドスパーダ(前走1600m)のみです。3着以内馬の前走を距離別に見ると以下のようになります。
- 前走1200m 19頭
- 前走1400m 10頭
- 前走1600m 1頭
今年は、前走阪神カップの馬がいないので、前走シルクロードステークスの馬に注目です。
前走シルクロードステークス組は、過去10年のオーシャンステークス3着以内30頭中8頭に及びます。馬券圏内に来なかったのは、2008年、2011年、2014年の3回です。
前走がオープンクラスのレースだった馬は、過去10年のオーシャンステークス3着以内30頭中27頭に及びます。例外は以下3頭です。
- 2014年1着スマートオリオン
- 2009年1着アーバニティ
- 2008年1着プレミアムボックス
3頭とも前走1600万クラス勝ちで、オーシャンSでは優勝しています。
馬券予想
今年は、逃げ先行馬が多く、特に内枠の1~4番に揃っています。2ハクサンムーンは7歳&休み明けなので、他の馬にハナを主張されると逃げられないかもしれないですね。前に行った馬だけで決着する可能性も無くは無いですが、今回は、中段から後ろで脚を溜めるタイプの馬を中心に考えたいと思います。
やや人気薄になりそうですが、このメンバーでは実績ナンバー1だと思います。高松宮記念2016への叩きなのは明らかですが、高松宮記念2016上位争いとなると、ここでも上位争いはして欲しいです。7歳馬なので、成長分の上積みというのは期待できないと思っています。
2走前のセントウルS2015では、アクティブミノルがハナを主張して逃げ、ハクサンムーンはスプリンターズSの叩きだったこともありますが8着に負けています。今回もシチュエーション的には似ているので、取捨が難しい1頭でもあります。
この馬は逃げてこそだと思いますが、同じく本番で逃げそうなミッキーアイルは阪急杯を逃げて強い勝ち方をしました。ハクサンムーンもここで好走して欲しいところですが…。
2走前と3走前に1200mのOPを勝っています。勝った相手がワキノブレイブとアースソニックなので、G3のここでは一発あってもおかしくないですね。まだ5歳と若いですし、中山の相性も良さそうなので、上位争いの1頭だと思います。
このクラスではワンパンチ足りないように思います。前走はハンデ戦で斤量の恩恵があった感が否めません。ただ中山好走暦のある差し馬となると他に候補も少ないので、完全にはスルーもできないという感じです。
G1馬ということを忘れてしまう1頭です。重賞1勝馬で、その1勝がG1です。
オーナーによると「1年以上休ませるような怪我では無かった」そうですが、長期休養明けは買い難いです。セオリーとしては、(特に大型馬)休み明けは叩いてからだと思うので、スルーしようかと思っています。
過去データ的には買い難いですが、1200m戦でOP勝ちした馬ですし、今回1200mに戻るのは良さそうです。平坦の京都を中心に使い続けているので、初中山がどう出るかでしょう。
シルクロードステークス2016では4頭に印を付けて3番手の▲評価にした馬です。11番人気で3着に好走しました。今回も人気薄になりそうなので、穴馬としては面白いのではないでしょうか。
昨年のオーシャンS2015は5着でしたが、勝ち馬から僅か0.4秒差ですし、その後、同コースのラピスラズリS2015で2着に入っています。この手の馬は、変に人気したら来ないのがセオリーなので、当日の人気次第です。
エイシンブルズアイと同様、前走データ的には買い難いです。
ただ前走はG1マイルCS2015でモーリスから0.3秒差の5着ですし、自力上位は間違いありません。2走前のスワンS2015で後ろからの競馬が出来たのは大きいと思います。初の1200mに対応できれば面白いと思います。
買い方
◎6ゴールドペガサス
○12ワキノブレイブ
▲16アルビアーノ
ワイド◎-○ 計1点
3連複◎-○-▲ 計1点
合計2点です。
とにかく当たる気がしないレースです。過去よく二桁人気が馬券に絡むレースですが、今年の下位人気馬は、手が出しにくい馬が多いです。穴馬を中心に、少頭数&少点数のローリスクで狙ってみます。
結果
全く駄目でした。馬券的には、5着、13着、14着でした。
本命◎ゴールドペガサスは14着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 前走 |
---|---|---|---|---|
1 | 11 | 牡5 | エイシンブルズアイ | 洛陽S(OP) 2着(0.1) |
2 | 2 | 牡7 | ハクサンムーン | スプリンターズS(G1) 12着(0.7) |
3 | 7 | 牡8 | スノードラゴン | 香港スプリント(G1) 8着 |
3連単14万馬券だったので、小波乱というべきでしょうか。例年荒れるレースですが、終わってみたら、メンバー中で実績1~2位の馬が2~3着に来ました。休み明けや展開やら関係なく、逃げ馬ハクサンムーンと追い込み馬スノードラゴンが来ました。他馬との力差を見せ付けた感じです。
アルビアーノは、あんなに後方から届くと思ったのでしょうか。1400~1600mを中心に使ってきた馬なので、1200mのスピードについていけなかった可能性もあります。高松宮記念2016では、取捨に悩む1頭になると思います。
ハクサンムーンは、力あるところを見せたので、本番が楽しみですね。ミッキーアイルとハクサンムーンの2頭とも「逃げ宣言」をするようなら、面白い展開になりそうです。