桜花賞2016過去10年のデータと予想 | 深く考えない競馬

桜花賞2016過去10年のデータと予想

桜花賞といえば、大波乱の700万馬券となった2008年を思い出します。お笑い芸人のシャンプーハットてつじが的中して、メディアで報じられていたのを記憶しています。2008年の牝馬は不思議な世代でした。オークスが44万馬券&秋華賞が1098万馬券が炸裂しました。

今年は、一強であろうメジャーエンブレムがいるので、大荒れは無いだろうと思っています。データなどを無視すれば、頭固定でもいいのでは・・・と思うぐらいなので、3着は外さないだろうと予想しています。

一方で、過去10年の傾向を見ると、偶に荒れています。3連単10万馬券超えの配当になったのは3回です。

  • 2015年233,390円
  • 2013年679,300円
  • 2008年7,002,920円

しかし3連単数千円という決着が3回もあるので、全く読めないレースともいえます。

  • 2014年2,540円
  • 2011年5,880円
  • 2009年5,680円

では今回も過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。(2006年が旧阪神競馬場、2007年~2015年が改修後の阪神競馬場です。)

過去10年の1~3着馬の前走データ

桜花賞2016
年度 着順 馬番 馬名 人気 前走
2015 1 6 レッツゴードンキ 5 チューリップ賞(G3) 3着(0.3)
2 7 クルミナル 7 チューリップ賞(G3) 11着(1.3)
3 1 コンテッサトゥーレ 8 チューリップ賞(G3) 6着(0.9)
2014 1 18 ハープスター 1 チューリップ賞(G3) 1着(-0.4)
2 12 レッドリヴェール 2 阪神JF(G1) 1着(-0.0)
3 10 ヌーヴォレコルト 5 チューリップ賞(G3) 2着(0.4)
2013 1 7 アユサン 7 チューリップ賞(G3) 3着(0.7)
2 14 レッドオーヴァル 2 チューリップ賞(G3) 7着(0.8)
3 9 プリンセスジャック 14 チューリップ賞(G3) 8着(1.0)
2012 1 10 ジェンティルドンナ 2 チューリップ賞(G3) 4着(0.6)
2 15 ヴィルシーナ 4 クイーンC(G3) 1着(-0.2)
3 11 アイムユアーズ 3 フィリーズレビュー(G2) 1着(-0.2)
2011 1 8 マルセリーナ 2 エルフィンS(OP) 1着(-0.2)
2 16 ホエールキャプチャ 1 クイーンC(G3) 1着(-0.1)
3 17 トレンドハンター 4 フラワーC(G3) 1着(-0.2)
2010 1 9 アパパネ 1 チューリップ賞(G3) 2着(0.1)
2 8 オウケンサクラ 3 フラワーC(G3) 1着(-0.2)
3 11 エーシンリターンズ 11 チューリップ賞(G3) 3着(0.1)
2009 1 9 ブエナビスタ 1 チューリップ賞(G3) 1着(-0.2)
2 18 レッドディザイア 2 エルフィンS(OP) 1着(-0.0)
3 15 ジェルミナル 5 チューリップ賞(G3) 5着(0.6)
2008 1 15 レジネッタ 12 フィリーズレビュー(G2) 3着(0.0)
2 18 エフティマイア 15 クイーンC(G3) 6着(0.5)
3 13 ソーマジック 5 アネモネS(OP) 1着(-0.1)
2007 1 18 ダイワスカーレット 3 チューリップ賞(G3) 2着(0.0)
2 14 ウオッカ 1 チューリップ賞(G3) 1着(-0.0)
3 3 カタマチボタン 7 クイーンC(G3) 2着(0.2)
2006(旧) 1 14 キストゥヘヴン 6 フラワーC(G3) 1着(-0.2)
2 8 アドマイヤキッス 1 チューリップ賞(G3) 1着(-0.0)
3 12 コイウタ 5 クイーンC(G3) 1着(-0.1
前走チューリップ賞

これは圧倒的です。過去10年の桜花賞3着以内30頭中16頭を占めます。直近3年では、9頭中8頭が前走チューリップ賞です。

前走馬券圏外

前走が4着以下だった馬は、過去10年の桜花賞3着以内に7頭いますが、7頭中6頭が前走チューリップ賞でした。前走チューリップ賞以外だった馬は、以下の1頭のみです。

  • 2008年2着エフティマイア

2008年は700万馬券が出た大荒れの年です。前走が馬券圏外だった馬から選ぶ場合は、前走チューリップ賞が狙い目だといえそうです。

その他、前走が4着以下だった7頭全てにオープンクラスのレースで勝った経験がありました。前走馬券圏外だった馬から候補を選ぶ場合は、オープンクラスの勝ち経験の有無は参考になりそうです。

  • 2015年2着クルミナル(エルフィンステークス(OP) 1着)
  • 2015年3着コンテッサトゥーレ(紅梅ステークス(OP) 1着)
  • 2013年2着レッドオーヴァル(紅梅ステークス(OP) 1着)
  • 2013年3着プリンセスジャック(ききょうステークス(OP) 1着)
  • 2012年1着ジェンティルドンナ(シンザン記念(G3) 1着)
  • 2009年3着ジェルミナル(フェアリーステークス(G3) 1着)
  • 2008年2着エフティマイア(新潟2歳ステークス(G3) 1着、マリーゴールド賞(OP) 1着)
内枠

内枠が少し劣勢という印象です。昨年は、内枠の馬が好走しましたが、過去10年の桜花賞3着以内では、以下の3頭しかいません。

  • 2015年1着レッツゴードンキ(3枠)
  • 2015年3着コンテッサトゥーレ(1枠)
  • 2007年3着カタマチボタン(2枠)

馬券予想

桜花賞2016の注目は、⑤メジャーエンブレムです。メディアでのルメール騎手の発言を見ると、自信がありそうですね。もちろん競馬は何が起こるか分からないところが面白いのですが、馬券圏外は無いのでは・・・と思っています。少点数で狙う場合、紐を上手く拾えるかというのがポイントになりそうなレースです。

過去10年では、後方からの追い込みが決まりやすく、逃げ馬は以下の2頭のみです。

  • 2010年2着オウケンサクラ
  • 2015年1着レッツゴードンキ

レッツゴードンキは、最初の1000mが62.5秒というドスロー逃げがはまりました。今回は流石に、ここまで遅いペースにはならないと思うので、少しメジャーエンブレムにとっては不利な傾向かもしれません。

②ブランボヌール

穴っぽいな・・・と思っている馬です。ファンタジーS2015では、本命評価で、計3頭に印をつけ、3連単3頭ボックスだけ買って的中しました。こういう馬は縁起でまた買いたくなります。

難点としては、距離は短いほうが良さそうなのと、劣勢の内枠でしょうか。点数を減らすことが目的なので、今回はスルーします。

⑤メジャーエンブレム

素人目に見ても強い馬です。アルテミスS2015→阪神JF2015→クイーンカップ2016と直近3走で本命でした。負けるパターンとしては、アルテミスS2015のように追い込み馬に交わされるパターンと考えるのが無難でしょうか。

ただ過去データを見ると、前走クイーンカップの馬は勝ちきれていません。穴を狙う場合は、メジャーエンブレムを2~3着付けというのも面白いかもしれませんね。

⑦デンコウアンジュ

いかにも穴党の人が買いそうな穴馬です。メジャーエンブレムに勝った唯一の馬ですし、もちろん馬券候補の一頭だと思います。

気がかりなのは、阪神JF2015前だったと思いますが、テレビ番組でアンカツさんがデンコウアンジュをあまり評価していなかったところです。「アルテミスSは、上手く嵌ったけど・・・」というニュアンスのことを言っていました。

⑪レッドアヴァンセ

前走チューリップ賞2016は馬体重大幅減が痛かったと思います。本調子では無かったので、ここで立て直してくるようであれば上位候補だと思いますが・・・先月半ばに中度の胃潰瘍と診断されたそうです。出走するということは、治ったと認識していいと思いますが、少し狙い難いニュースではあります。

⑫シンハライト、⑮ラベンダーヴァレイ

過去、桜花賞で好成績を上げているディープインパクト産ですから、スルーするわけにはいかない2頭です。前走チューリップ賞2016(好走馬)&外枠と過去データ的には押さえたいです。

ラベンダーヴァレイは、馬体重-16kgで挑んだ2走前の赤松賞で大きく負けていますが、前走チューリップ賞2016では、馬体重が回復した上で好走しました。伏兵という感じですが、条件が揃っているここで狙いたいです。

⑬ジュエラー

デムーロ騎手、G1、前走チューリップ賞2016というだけで押さえるべき馬です。2走前のシンザン記念2016では、一頭だけ格が違う馬のように見えました。1勝馬ですが、3戦連続で上がり最速で、追い込みが決まりやすい桜花賞では無視できないと思います。

買い方

◎⑤メジャーエンブレム

○⑫シンハライト

▲⑬ジュエラー

△⑮ラベンダーヴァレイ

3連複◎-○▲△-○▲△ 計3点

3連単◎→○▲→△ 計2点

合計5点です。

上位人気が中心になってしまいました。メジャーエンブレムが馬券圏内を外さない想定で予想しました。紐は、直近3年で好成績を出している前走チューリップ賞2016組に絞りました。

特に桜花賞との相性が良いディープインパクト産のシンハライトとラベンダーヴァレイは注目です。1~3番人気でガチガチの決着というのも買い難いので、3連単の場合はラベンダーヴァレイが入る組み合わせにしました。

デンコウアンジュや前走フィリーズレビュー2016組のアットザシーサイドとソルヴェイグあたりは、中荒れ決着なら・・・と思うと消し難いところです。

結果

馬券的には、1着、2着、4着、6着でした。

本命◎メジャーエンブレムは4着でした。

桜花賞2016
着順 馬番 馬名 前走
1 13 ジュエラー チューリップ賞(G3) 2着(0.0)
2 12 シンハライト チューリップ賞(G3) 1着(-0.0)
3 10 アットザシーサイド フィリーズレビュー(G2) 2着(0.2)

圧倒的1番人気(単1.5倍)メジャーエンブレムが4着に負けてしまいました。アットザシーサイドを差せていたら、3連複的中していましたが、安かったのでどちらでも良いです。

メジャーエンブレムは、最後の直線入ったところで進路が狭くなり、他馬との接触もあったように見えました。スムーズなら、3着以内はあったのでは・・・という内容でした。あの状況で、よく4着まで来れたなという印象ですが、ここを勝ちきれないというのは残念です。血統的にはダイワメジャー産なので、オークス2016ではなくここが大本命だとは思います。

過去データを振り返ると、やはり内枠劣勢で上位陣は外枠が占めました。1~7着のうち4着メジャーエンブレムを除く6頭が二桁馬番の馬でした。人気薄の馬もいることから、やはり桜花賞の外枠は狙い目といえそうです。

少し話は変わりますが、そのまま福永ジョッキーが乗るなら、オークス2016はアットザシーサイドが面白そうです。面白いデータがあるので、(覚えていたら)オークス2016のときにご紹介したいと思います。

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