日程 | 2018年4月8日(日曜日) |
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開催 | 阪神競馬場 11R |
距離 | 芝1600m |
格付け | GⅠ |
条件 | サラ系3歳牝馬 |
斤量 | 定量 |
出走数 | 18頭 |
天気 | 晴れ(ヤフー天気) |
桜花賞2018
3歳牝馬クラシック「桜花賞2018」です。桜花賞が来るたび、2008年の700万馬券を思い出します。この世代は、オークスも秋華賞も波乱決着となった特殊な世代でした。
今年はラッキーライラックやアーモンドアイなど、3歳牝馬のレベルが高いと思うので、上位人気馬の総崩れは無いのではないかと思います。
コース形態
過去10年の桜花賞の配当を見ると、3連単10万馬券超えは3回あります。一方で馬連が数百円という決着も4回あり、大きく荒れるか、極端に硬く決まるかの二極化している傾向があります。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2017 | 17,000円 | 5,020円 | 94,890円 |
2016 | 960円 | 5,650円 | 20,330円 |
2015 | 7,860円 | 34,480円 | 233,390円 |
2014 | 370円 | 1,310円 | 2,540円 |
2013 | 3,300円 | 102,860円 | 679,300円 |
2012 | 1,850円 | 5,110円 | 24,020円 |
2011 | 620円 | 1,480円 | 5,880円 |
2010 | 1,440円 | 8,500円 | 38,520円 |
2009 | 640円 | 2,480円 | 5,680円 |
2008 | 196,630円 | 778,350円 | 7,002,920円 |
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2017稍重 | 1 | 10 | レーヌミノル | 8 | フィリーズレビュー(G2) 2着(0.1) | 1 |
2 | 6 | リスグラシュー | 3 | チューリップ賞(G3) 3着(0.4) | 2 | |
3 | 14 | ソウルスターリング | 1 | チューリップ賞(G3) 1着(-0.3) | 1 | |
2016良 | 1 | 13 | ジュエラー | 3 | チューリップ賞(G3) 2着(0.0) | 1 |
2 | 12 | シンハライト | 2 | チューリップ賞(G3) 1着(-0.0) | 2 | |
3 | 10 | アットザシーサイド | 6 | フィリーズレビュー(G2) 2着(0.2) | 1 | |
2015良 | 1 | 6 | レッツゴードンキ | 5 | チューリップ賞(G3) 3着(0.3) | 2 |
2 | 7 | クルミナル | 7 | チューリップ賞(G3) 11着(1.3) | 1 | |
3 | 1 | コンテッサトゥーレ | 8 | チューリップ賞(G3) 6着(0.9) | 4 | |
2014良 | 1 | 18 | ハープスター | 1 | チューリップ賞(G3) 1着(-0.4) | 1 |
2 | 12 | レッドリヴェール | 2 | 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) 1着(-0.0) | 5 | |
3 | 10 | ヌーヴォレコルト | 5 | チューリップ賞(G3) 2着(0.4) | 4 | |
2013良 | 1 | 7 | アユサン | 7 | チューリップ賞(G3) 3着(0.7) | 5 |
2 | 14 | レッドオーヴァル | 2 | チューリップ賞(G3) 7着(0.8) | 1 | |
3 | 9 | プリンセスジャック | 14 | チューリップ賞(G3) 8着(1.0) | 8 | |
2012良 | 1 | 10 | ジェンティルドンナ | 2 | チューリップ賞(G3) 4着(0.6) | 2 |
2 | 15 | ヴィルシーナ | 4 | クイーンカップ(G3) 1着(-0.2) | 2 | |
3 | 11 | アイムユアーズ | 3 | フィリーズレビュー(G2) 1着(-0.2) | 1 | |
2011良 | 1 | 8 | マルセリーナ | 2 | エルフィンステークス(OP) 1着(-0.2) | 2 |
2 | 16 | ホエールキャプチャ | 1 | クイーンカップ(G3) 1着(-0.1) | 2 | |
3 | 17 | トレンドハンター | 4 | フラワーカップ(G3) 1着(-0.2) | 5 | |
2010良 | 1 | 9 | アパパネ | 1 | チューリップ賞(G3) 2着(0.1) | 1 |
2 | 8 | オウケンサクラ | 3 | フラワーカップ(G3) 1着(-0.2) | 3 | |
3 | 11 | エーシンリターンズ | 11 | チューリップ賞(G3) 3着(0.1) | 8 | |
2009良 | 1 | 9 | ブエナビスタ | 1 | チューリップ賞(G3) 1着(-0.2) | 1 |
2 | 18 | レッドディザイア | 2 | エルフィンステークス(OP) 1着(-0.0) | 1 | |
3 | 15 | ジェルミナル | 5 | チューリップ賞(G3) 5着(0.6) | 3 | |
2008良 | 1 | 15 | レジネッタ | 12 | フィリーズレビュー(G2) 3着(0.0) | 4 |
2 | 18 | エフティマイア | 15 | クイーンカップ(G3) 6着(0.5) | 10 | |
3 | 13 | ソーマジック | 5 | アネモネステークス(OP) 1着(-0.1) | 2 |
過去10年の桜花賞3着以内30頭中17頭を占めます。圧倒的な相性の良さを見せ、特に直近5年では、3着以内15頭中12頭がチューリップ賞組となっています。
過去10年の桜花賞3着以内では、前走チューリップ賞と前走フィリーズレビュー以外だった馬が計9頭います。そのうち8頭が前走の出走レースで優勝していました。残る1頭は、大波乱となった2008年2着エフティマイアです。
過去10年の桜花賞では、計7頭が3着以内に好走しています。そのうち6頭が前走チューリップ賞でした。前走がチューリップ賞以外だったのは、大波乱となった2008年2着エフティマイアのみです。
そのほか、前走4着以下だった7頭すべてに、オープンクラスのレースの優勝経験がありました。
- 2015年2着クルミナル(エルフィンステークス1着)
- 2015年3着コンテッサトゥーレ(紅梅ステークス1着)
- 2013年2着レッドオーヴァル(紅梅ステークス1着)
- 2013年3着プリンセスジャック(ききょうステークス1着)
- 2012年1着ジェンティルドンナ(シンザン記念1着)
- 2009年3着ジェルミナル(フェアリーステークス1着)
- 2008年2着エフティマイア(新潟2歳ステークス1着、マリーゴールド賞1着)
過去10年の桜花賞では、内枠が劣勢傾向にあります。3着以内では、1枠が1頭、2枠は1頭もいません。唯一、1枠の馬が来た2015年は、優勝馬レッツゴードンキが1000mを62.5秒というドスローで逃げ切った特殊な年でした。
過去10年の桜花賞では、シンザン記念で好走した牝馬が3度優勝しています。
- ジュエラー(2016年2着)→桜花賞優勝
- ジェンティルドンナ(2014年1着)→桜花賞優勝のほかG1を7勝
- マルセリーナ(2011年3着)→桜花賞優勝
予想
桜花賞2018は、ハイレベルなメンバーが揃いました。4戦4勝のラッキーライラックのほか、シンザン記念2018優勝馬アーモンドアイが中心になるでしょうか。とはいえ、上位争いに加わりそうな馬は多く、馬券は難解なものになりそうですね…。
以下、簡単な考察と予想です。
昨年のアルテミスステークス2017から4戦連続で本命馬。流石に1番人気になってしまうのは仕方ないところですね。2着以下とは、力の差を感じる勝ちっぷりが続いており、底を見せていないのは魅力です。データ傾向上の不安点は、やはり1枠でしょうか。ただ、データ無視するほどの強さを見せてほしいという期待を込めて、今回も本命にしました。
直近7年で3着以内21頭中9頭を占めるディープインパクト産。昨年を除く2011年以降、毎年3着以内に1頭以上が好走しています。(昨年は、ディープインパクト産の有力馬の出走がありませんでした。10番人気カワキタエンカのみ。)ラッキーライラックとアーモンドアイの2頭を抑えて優勝というのは、やや厳しそうな印象ですが、高いレベルで安定した成績を残しているので、押さえておきたい1頭です。
シンザン記念好走馬。データ傾向からは勝ち負けを意識したい1頭でしょうか。直近2戦の勝ちっぷりも良く、かなり強い可能性がありそうです。印は、輸送のある関東馬ということで、栗東滞在のマウレアの下にしました。
折り合い面が課題とのことですが、それでも直近2戦は、安定した成績を残しています。直近2戦から、十分に上位争いが期待できそうですね。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、2着、3着、5着でした。本命◎ラッキーライラックは、2着でした。
着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 13 | アーモンドアイ | 2 | シンザン記念(G3) 1着(-0.3) | 1 |
2 | 1 | ラッキーライラック | 1 | チューリップ賞(G2) 1着(-0.3) | 1 |
3 | 9 | リリーノーブル | 3 | チューリップ賞(G2) 3着(0.4) | 2 |
データ通りの3頭、硬い決着でした。馬券は1頭軸にしておけばよかったですね。下手に絞ってしまいました。安いので、どちらでも良いといえばそうなりますが…。(´・ω・`;)
桜花賞レコード。本命ラッキーライラックは、1枠の不利はなく、これで負けたら仕方ないと思える騎乗でした。アーモンドアイが強すぎただけですね。
しかしシンザン記念好走の牝馬は強いですね。この内容なら、アーモンドアイは後のG1も勝ちそうです。ロードカナロア産ということで、あとは距離対応だけでしょうか。
勝利ジョッキーインタビューで、ルメール騎手が「距離だけが心配でした。ゴールした後のスピードが無かった。」と言っていました。名手の感覚では、マイルまでということだと思います。と言いつつ、そのあと「オークスは勝てますね。」とも言っていました。こちらはリップサービスかな…とも思えます。ともあれ、次走(オークス2018?)の取捨に悩む1頭になりそうです。