皐月賞2016過去10年のデータと予想

日程 2016年4月17日(日曜日)
開催 中山競馬場 11R
距離 芝2000m
格付け GⅠ
条件 サラ系3歳牡馬・牝馬
斤量 定量(牡57kg、牝55kg)
出走数 18頭
天気 曇時々雨参考 中山競馬場 – ヤフー天気

過去10年の皐月賞の傾向を見ると、近年は波乱がなく、3連単数万円という決着が多いです。傾向通りであれば、上位人気を軸に押さえで中穴までというレースだと思います。

3連単10万馬券超えの配当になったのは、以下の3回です。

  • 2009年390,930円
  • 2007年1,623,250円
  • 2006年273,310円

しかし、今年はかなり強いメンバーが揃いました。穴馬が入り込む余地があるのか疑問だと思っています。

では今回も過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。(2011年は東京競馬場開催です。)

過去10年の1~3着馬の前走データ

皐月賞2016
年度 着順 馬番 馬名 人気 前走
2015 1 2 ドゥラメンテ 3 共同通信杯(G3) 2着(0.1)
2 5 リアルスティール 2 スプリングS(G2) 2着(0.0)
3 7 キタサンブラック 4 スプリングS(G2) 1着(-0.0)
2014 1 2 イスラボニータ 2 共同通信杯(G3) 1着(-0.2)
2 17 トゥザワールド 1 弥生賞(G2) 1着(-0.0)
3 18 ウインフルブルーム 8 若葉S(OP) 2着(0.2)
2013 1 7 ロゴタイプ 1 スプリングS(G2) 1着(-0.2)
2 14 エピファネイア 2 弥生賞(G2) 4着(0.1)
3 12 コディーノ 3 弥生賞(G2) 3着(0.0)
2012稍重 1 14 ゴールドシップ 4 共同通信杯(G3) 1着(-0.3)
2 9 ワールドエース 2 若葉S(OP) 1着(-0.3)
3 6 ディープブリランテ 3 スプリングS(G2) 2着(0.2)
2011(東京) 1 12 オルフェーヴル 4 スプリングS(G2) 1着(-0.1)
2 4 サダムパテック 1 弥生賞(G2) 1着(-0.1)
3 2 ダノンバラード 8 共同通信杯(G3) 9着(0.7)
2010稍重 1 13 ヴィクトワールピサ 1 弥生賞(G2) 1着(-0.1)
2 16 ヒルノダムール 6 若葉S(OP) 2着(0.1)
3 11 エイシンフラッシュ 11 京成杯(G3) 1着(-0.0)
2009 1 16 アンライバルド 3 スプリングS(G2) 1着(-0.1)
2 4 トライアンフマーチ 8 若葉S(OP) 2着(0.0)
3 15 セイウンワンダー 4 弥生賞(G2) 8着(0.9)
2008 1 6 キャプテントゥーレ 7 弥生賞(G2) 4着(0.4)
2 1 タケミカヅチ 6 弥生賞(G2) 3着(0.2)
3 9 マイネルチャールズ 1 弥生賞(G2) 1着(-0.1)
2007 1 17 ヴィクトリー 7 若葉S(OP) 1着(-0.0)
2 9 サンツェッペリン 15 スプリングS(G2) 8着(0.7)
3 1 フサイチホウオー 2 共同通信杯(G3) 1着(-0.0)
2006 1 5 メイショウサムソン 6 スプリングS(G2) 1着(-0.0)
2 2 ドリームパスポート 10 スプリングS(G2) 3着(0.0)
3 6 フサイチジャンク 2 若葉S(OP) 1着(-0.1)
①前走重賞

過去10年の皐月賞3着以内30頭中24頭を占めます。前走が重賞以外だった馬は6頭いますが、全て前走若葉S連対馬でした。

②前走共同通信杯

過去10年の皐月賞3着以内30頭中5頭を占めます。2011年3着ダノンバラードを除く5頭中4頭が共同通信杯で連対していました。

直近4年では、前走共同通信杯の馬が3勝している好ローテです。

③前走スプリングステークス

過去10年の皐月賞3着以内30頭中9頭を占めます。2007年2着サンツェッペリンを除く9頭中8頭がスプリングステークスで3着以内に好走していました。

④前走弥生賞

過去10年の皐月賞3着以内30頭中9頭を占めます。前走弥生賞から皐月賞で優勝したのは、2010年ヴィクトワールピサと2007年キャプテントゥーレの2頭のみで、近年は勝てていません。

⑤重賞勝ち経験

過去10年の皐月賞3着以内30頭中23頭を占めます。重賞勝ち経験が無かった馬は、以下の7頭になります。前走若葉S連対馬以外は、全て重賞連対経験がありました。

  • 2015年1着ドゥラメンテ(重賞連対経験あり)
  • 2014年3着ウインフルブルーム(重賞連対経験あり)
  • 2010年2着ヒルノダムール(前走若葉S連対)
  • 2009年2着トライアンフマーチ(前走若葉S連対)
  • 2008年2着タケミカヅチ(重賞連対経験あり)
  • 2007年1着ヴィクトリー(重賞連対経験あり、前走若葉S連対)
  • 2006年3着フサイチジャンク(前走若葉S連対)

馬券予想

直近5年では、前走芝1800mだった馬が5連勝中なので、前走共同通信杯2016や前走スプリングステークス2016の馬には注意が必要です。

当初の予定通り、凄いメンバーが揃いました。世間では3強扱いですが、上位10頭ほど馬券圏内がありえそうだと思っています。過去の傾向から、4番人気~8番人気の伏兵・穴馬には注意が必要だと思います。

③マカヒキ、⑮エアスピネル、⑯リオンディーズ

前走弥生賞2016の3頭です。3頭とも上位候補だと思いますが、ややエアスピネルは劣勢という人気になりそうです。

素人目に見ても、甲乙付けがたい3頭ですが、前走のパフォーマンスを見ると、マカヒキとリオンディーズを買いたくなります。直近4年では、前走弥生賞の馬は3頭います。

  • 2014年2着トゥザワールド
  • 2013年2着エピファネイア
  • 2013年3着コディーノ

このうち2頭が父キングカメハメハです。そして2頭とも母父サンデーサイレンスでした。今年の3頭の中では、エアスピネルが父キングカメハメハ&母父サンデーサイレンスです。なので、1頭に絞るならエアスピネル、2頭ならエアスピネルとリオンディーズ、3頭とも買うならエアスピネルとリオンディーズとマカヒキという評価にしたいと思います。

ちなみに昨年の勝ち馬ドゥラメンテも父キングカメハメハ&母父サンデーサイレンスという血統でした。

⑤マウントロブソン、⑭ロードクエスト

前走スプリングS2016の2頭です。メンバーが揃っているので、伏兵の扱いになっています。5年連続で前走芝1800mの馬が勝っているレースですし、穴としては良いかもしれません。

前走スプリングS2016は、内から先行~好位につけたマウントロブソンとマイネルハニーが1着~2着に来る流れになりましたが、その中で一頭外回って後方から差してきたロードクエストは、とても強いのではないかと思ってしまいます。

内を好位でロス無く上手く運んだマウントロブソンよりは、こちらを選びたいです。中山のG1でマツリダゴッホ産というのも面白いですし、オッズも付きそうなので、ここは狙い目ではないでしょうか。

⑪サトノダイヤモンド

デビュー頃から、絶賛している記者が多数いました。テレビ番組などを見ていると、前走きさらぎ賞2016のときは、確勝級の自信がありそうな記者も多く見受けられました。素人ながら、プロの見方を参考にすれば、ここでも上位争いの1頭だと思います。

先約だったのかもしれませんが、ルメール騎手がマカヒキではなくサトノダイヤモンドに乗るというのは大きいです。言うまでもなく、マカヒキは、リオンディーズとエアスピネルに勝った馬なので、弱いわけがありません。仮に、これがルメール騎手の判断であれば、モノが違う馬ではないでしょうか。

皐月賞は、前走芝1800mだった馬が現在5連勝中ですし、凄い馬であってほしいという期待を込めてここは買いたいです。

買い方

◎⑪サトノダイヤモンド

○⑭ロードクエスト

▲⑮エアスピネル

△⑯リオンディーズ

3連複4頭ボックス

合計4点です。

外枠の馬が中心になってしまいました。内の③マカヒキ、④アドマイヤダイオウ、⑤マウントロブソン、強そうなディープインパクト産の3頭は恐いですね。内でロス無く進めた馬が上位争いというパターンもありそうです。

過去データを無視することになりますが、凄い馬であって欲しいという期待を込めて、サトノダイヤモンドを本命にしました。その他、前走スプリングS2016組からロードクエスト、前走弥生賞2016組から父キングカメハメハの2頭(エアスピネルとリオンディーズ)を押さえました。

印をつけていない上位人気6頭から決まるなんて事も無きにしも非ずです。内のディープインパクト産3頭も恐いですが、⑬プロフェットや⑱ディーマジェスティもありえそうな2頭です。

結果

馬券的には、3着、4着、5着、8着でした。

本命◎サトノダイヤモンドは3着でした。

皐月賞2016
着順 馬番 性齢 馬名 前走
1 18 牡3 ディーマジェスティ 共同通信杯(G3) 1着(-0.2)
2 3 牡3 マカヒキ 弥生賞(G2) 1着(-0.0)
3 11 牡3 サトノダイヤモンド きさらぎ賞(G3) 1着(-0.6

前走共同通信杯組が鉄板ローテになりそうです。これで、直近5年で4勝のローテです。その他、前走芝1800mの馬が6連勝中になりました。

前走芝1800mの馬としてはロードクエストを押さえましたが、結果8着に敗れました。最後は内を突いて一発狙った感じが面白かったです。それにしてもこの世代は下馬評どおりに決まらないですね。毎回、もっと強い馬が現れます。

日本ダービー2016に向けたローテだと言われていたサトノダイヤモンドは、やはり力のあるところを見せました。日本ダービー2016の本命候補になるかもしれません。

一方、ディーマジェスティは、勝利ジョッキーインタビューで「東京向きの馬だと思ってる・・・」云々を話していました。東京向きの馬が皐月賞2016を勝ったのですから、この馬もダービーの本命候補になるかもしれません。ただ「速い流れになったら、一発あるかなと思ってた」というようなことも言っていたので、展開が嵌ったともいえます。「二ノ宮厩舎」「生産者~牧場」というのを見ると、ナカヤマフェスタを思い出すのもいいですね。

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