秋華賞2016過去10年のデータと予想

日程 2016年10月16日(日曜日)
開催 京都競馬場
距離 芝2000m
格付け GⅠ
条件 サラ系3歳牝馬
斤量 馬齢(55kg)
出走数 18頭
天気 弱雨参考 京都競馬場 – ヤフー天気

牝馬三冠最終戦「秋華賞2016」です。優勝馬は、この後のエリザベス女王杯での活躍も目立ちます。過去の優勝馬を見ると、古馬になってからもG1戦線で活躍している馬が多く、今後のG1戦線を占う上でも注目の一戦となっています。

今年は、3歳牝馬戦線の中心だったシンハライトメジャーエンブレムチェッキーノの3頭が怪我で回避するそうなので、想定していたメンバーよりも少しレベルが下がりそうです。

過去10年の秋華賞の配当を見ると、3連単10万馬券超えは2回です。波乱決着は2回だけですが、2008年の1098万馬券の年は、現地で見ていたので今も記憶に残っています。傾向的には、上位人気+中穴1頭で決まり、3連単数万円という決着が多いです。

  • 2015年 85,610円
  • 2014年 12,790円
  • 2013年 233,560円
  • 2012年 3,660円
  • 2011年 12,680円
  • 2010年 12,550円
  • 2009年 4,640円
  • 2008年 10,982,020円
  • 2007年 37,630円
  • 2006年 25,630円

では過去10年の前走データをまとめました。よろしければ、ご活用とご参考になさってください。

過去10年の1~3着馬の前走データ

秋華賞2016
年度 着順 馬番 馬名 人気 前走
2015 1 18 ミッキークイーン 1 ローズS(G2) 2着(0.2)
2 9 クイーンズリング 5 ローズS(G2) 5着(0.9)
3 6 マキシマムドパリ 8 甲武特別(500万) 1着(-0.3)
2014 1 6 ショウナンパンドラ 3 紫苑S(OP) 2着(0.0)
2 4 ヌーヴォレコルト 1 ローズS(G2) 1着(-0.2)
3 12 タガノエトワール 4 ローズS(G2) 2着(0.2)
2013 1 16 メイショウマンボ 3 ローズS(G2) 4着(0.1)
2 1 スマートレイアー 2 夕月特別(1000万) 1着(-0.2)
3 13 リラコサージュ 15 ローズS(G2) 18着(2.9)
2012 1 14 ジェンティルドンナ 1 ローズS(G2) 1着(-0.2)
2 1 ヴィルシーナ 2 ローズS(G2) 2着(0.2)
3 2 アロマティコ 6 ムーンライトH(1600万) 3着(0.0)
2011稍重 1 4 アヴェンチュラ 2 クイーンS(G3) 1着(-0.0)
2 1 キョウワジャンヌ 7 ローズS(G2) 3着(0.1)
3 12 ホエールキャプチャ 1 ローズS(G2) 1着(-0.0)
2010 1 15 アパパネ 1 ローズS(G2) 4着(0.2)
2 10 アニメイトバイオ 6 ローズS(G2) 1着(-0.0)
3 4 アプリコットフィズ 2 クイーンS(G3) 1着(-0.2)
2009 1 5 レッドディザイア 2 ローズS(G2) 2着(0.0)
2 12 ブロードストリート 3 ローズS(G2) 1着(-0.0)
3 3 ブエナビスタ 1 札幌記念(G2) 2着(0.0)
2008 1 4 ブラックエンブレム 11 ローズS(G2) 15着(2.1)
2 1 ムードインディゴ 8 ローズS(G2) 2着(0.0)
3 15 プロヴィナージュ 16 シリウスS(G3) 16着(2.8)
2007 1 13 ダイワスカーレット 2 ローズS(G2) 1着(-0.1)
2 17 レインダンス 7 ローズS(G2) 3着(0.2)
3 16 ウオッカ 1 宝塚記念(G1) 8着(1.6)
2006 1 12 カワカミプリンセス 2 オークス(G1) 1着(-0.1)
2 16 アサヒライジング 5 American Oaks Stakes(G1) 2着
3 5 フサイチパンドラ 4 ローズS(G2) 3着(0.8)
前走ローズステークス

過去10年の秋華賞3着以内30頭中19頭を占めます。2006年を除いて、毎年馬券圏内に、前走ローズステークス組が2頭来ています。1098万馬券が炸裂した2008年も3着以内に前走ローズステークス組が2頭来ました。

前走条件戦

近年は、前走条件戦組の好走も目立ちます。昨年は、この傾向からマキシマムドパリ(8番人気)を押さえることが出来ました。3頭とも内枠でした。

  • 2015年3着マキシマムドパリ(前走甲武特別1着、500万)
  • 2013年2着スマートレイアー(前走夕月特別1着、1000万)
  • 2012年3着アロマティコ(前走ムーンライトH3着、1600万)

今年は、紫苑ステークスが重賞化したので、ローズステークス組以外のローテは、前走紫苑ステークスが注目かもしれません。

過去10年の秋華賞では、4枠だった馬が1頭もいません。5枠も昨年2着クイーンズリングだけなので、真ん中あたりの枠は少し買い難い枠だと思います。

馬券予想

予定通りの18頭が揃いましたが、出馬表を見ると少し寂しいメンバーにも見えます。

注目は「前走ローズステークス組」のジュエラーでしょうか。前走の大敗が少し気掛かりですが、メンバー唯一のG1馬ですから、このメンバー相手に凡走は出来ないところでしょう。

以下、簡単な考察と予想です。

②ジュエラー

桜花賞2016後の骨折明けの2戦目になります。前走ローズステークス2016は無理をしなかったのか、馬場が合わなかったのか、叩いただけなのか全く分からない大敗でした。残り200mを過ぎたあたりから、鞭を使うこともなくズルズルと後退しました。

実績では勝ち負け候補だと思いますが、波乱決着想定なら、様子見でも面白そうです。

③パールコード

前走紫苑ステークス2016は、離された5着に破れましたが、直線スムーズさを欠いていたので度外視しても良いかもしれません。かなり余力を残したままの5着という感じがしました。

データ的には、前走紫苑ステークス2016 5着というのは買いにくいですが、人気薄なら…。

⑤レッドアヴァンセ

馬場適性かもしれませんが、重馬場の前走ローズステークス2016では、最後の直線で全く伸びませんでした。ただ今回、舞台が2勝した京都に変わるのはプラスに働くでしょう。

⑦ヴィブロス

ジンクス的なことですが、これは嫌な枠に入ってしまいました。過去10年で1頭も来ていない4枠です。

ただ前走紫苑ステークス2016は、余裕を残しての2着という感じがしたので、上積みは期待できそうですね。414kgという小柄な馬格は気になるので、押さえまでという感じでしょうか。

⑨クロコスミア

ヴィブロスに続いてクロコスミアも小柄な馬格(前走414kg)です。

前走ローズステークス2016は、久々に「内枠の岩田」が炸裂しました。覚醒したというよりは、意表を突いた逃げと重馬場がハマった感がありますが、人気薄ですし押さえても面白いかもしれません。

⑩ビッシュ

オークス2016 3着馬、前走紫苑ステークス2016では、余力たっぷりの圧勝でした。秋華賞秋華賞 過去10年のデータ2016勝ち馬はジュエラーかビッシュと思ってしまうほどのレースでした。

この馬も小柄な馬格(前走420kg)です。当日420kg下回るかもしれないと思うと買いにくいですが…。

⑭ミエノサクシード

内枠なら押さえようと思っていましたが、この枠は買い難いですね…。近年、前走条件戦から秋華賞で好走した馬は3頭いますが、3頭とも内枠でした。

⑮カイザーバル

良馬場の方が良いと言われていた中で、重馬場の前走ローズステークス2016では、シンハライトと0.1秒差の3着に好走しました。2008年のムードインディゴを思い出します。ムードインディゴも良馬場の方が良いと言われていた中、重馬場のローズステークス2008で2着に入り、秋華賞でも2着に好走しました。

実績的にはワンパンチ足りない気がしますが、伏兵という感じですし、押さえて良いかもしれません。

買い方

◎⑮カイザーバル

○②ジュエラー

▲⑩ビッシュ

③パールコード → ⑭ミエノサクシード

本命は、週初めに取り上げたカイザーバルにしました。ジュエラーやビッシュを抑えて勝つのは厳しそうですが、3着以内期待で本命にしました。その他、人気のジュエラーとビッシュ、中穴のパールコードを押さえました。→ ミエノサクシードを押さえました。

3連複 ◎ – ○ – ▲△ 計2点

3連単 ○ → ◎△ → ◎△ 計2点

合計4点

例年通り「ローズステークス組から2頭+その他のローテから1頭」という組み合わせを狙ってみます。

結果

馬券的には、3着、4着、8着、10着でした。

本命◎カイザーバルは3着でした。

秋華賞2016
着順 馬番 馬名 人気 前走
1 7 ヴィブロス 3 紫苑S(G3) 2着(0.4)
2 3 パールコード 4 紫苑S(G3) 5着(1.1)
3 15 カイザーバル 8 ローズS(G2) 3着(0.1)

最後の直線は白熱しました。本命カイザーバルは、残り200~100mまでは、このまま押し切るんのでは…と思うほど、四位ジョッキーがかなり上手に乗っていました。枠が枠だったので、これで負けたら仕方ないという騎乗に見えました。

カイザーバルが良い手応え、ジュエラーが猛追、パールコードも来ていました。(パールコードは消してしまいましたが…)結果的には、最初の予想の方が惜しかったです…。

ジュエラーは先行すると思っていたので、道中後ろからというのは、届くのかどうか心配でした。残り200mを切ったあたりから1頭だけ違う脚でグイグイ伸びていたので、敗れましたが能力を示した格好だと思います。

終わってみると、「京都中距離のディープインパクト産」のヴィブロスでした。小柄な馬格なので軽視してしまいましたが、外からまとめて差し切るのは、いかにもディープ産っぽいです。ヴィルシーナの妹という血統もそうですが、「4枠が来ていない」というジンクスも破ったので、今後が楽しみな1頭だと思います。

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