シリウスステークス2016過去9年のデータと予想 | 深く考えない競馬

シリウスステークス2016過去9年のデータと予想

日程 2016年10月1日(土曜日)
開催 阪神競馬場 11R
距離 ダート2000m
格付け GⅢ
条件 サラ系3歳以上
斤量 ハンデ
出走数 11頭
天気 曇り参考 阪神競馬場 – ヤフー天気

ダート重賞「シリウスステークス2016」です。2007年から阪神ダート2000mという条件で行われています。出世レースという感じではありませんが、過去の上位馬の中には、クリノスターオーやグレープブランデーなど、重賞戦線で活躍している馬も多いです。

シリウスステークスはハンデ戦で行われていますが、過去の結果を振り返る限り、波乱決着というのはありません。阪神開催に変わった過去9年のシリウスステークスの3連単配当を見ると、3連単10万馬券超えは1回だけです。昨年は1~3番人気決着ですし、上位争いは中穴までという印象が強いレースです。

  • 2015年 6,810円
  • 2014年 15,330円
  • 2013年 77,120円
  • 2012年 18,030円
  • 2011年 62,530円
  • 2010年 70,450円
  • 2009年 109,230円
  • 2008年 41,320円
  • 2007年 6,840円

では過去9年のシリウスステークスのデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。

過去9年の1~3着馬の前走データ

シリウスステークス2016
年度 着順 馬番 性齢 斤量 馬名 人気 前走
2015稍重 1 2 牡5 55 アウォーディー 3 オークランドRCT(1600万) 1着(-0.1)
2 8 牡3 55 ダノンリバティ 1 BSN賞(OP) 1着(-0.2)
3 3 牡6 58 ナムラビクター 2 平安S(G3) 4着(0.4)
2014 1 4 牡4 57.5 クリノスターオー 1 エルムS(G3) 2着(0.0)
2 10 牡5 58 ナムラビクター 3 平安S(G3) 5着(0.3)
3 7 セ6 55 トウシンイーグル 7 阿蘇S(OP) 9着(0.7)
2013 1 2 牡3 53 ケイアイレオーネ 5 レパードS(G3) 3着(0.6)
2 13 牡6 57.5 ナイスミーチュー 3 平安S(G3) 2着(0.1)
3 11 牡6 58.5 グランドシチー 6 エルムS(G3) 5着(0.7)
2012 1 2 牡5 54 ナイスミーチュー 2 宮崎S(1600万) 1着(-0.5)
2 13 牡7 57 ヤマニンキングリー 3 エルムS(G3) 7着(1.5)
3 10 牡4 58 グレープブランデー 1 阿蘇S(OP) 1着(-0.3)
2011 1 4 牡6 56 ヤマニンキングリー 5 チャレンジカップ(G3) 4着(0.0)
2 5 牡6 57 キングスエンブレム 4 東海S(G2) 8着(1.1)
3 11 牡5 57.5 フサイチセブン 2 阿蘇S(OP) 1着(-0.1)
2010 1 9 牡5 56 キングスエンブレム 1 オークランドRCT(1600万) 1着(-0.3)
2 10 牝4 56.5 ラヴェリータ 4 スパーキングレディー(G3) 1着(-0.7)
3 2 牡4 52 チョイワルグランパ 9 松戸特別(1000万) 1着(-0.1)
2009稍重 1 16 牡3 54 ワンダーアキュート 3 オークランドRCT(1600万) 1着(-0.9)
2 11 牡6 56 ダークメッセージ 8 平安S(G3) 7着(1.2)
3 1 牡3 55 ゴールデンチケット 4 セントライト記念(G2) 14着(1.6)
2008 1 10 牡4 54 マイネルアワグラス 6 オークランドRCT(1600万) 9着(0.6)
2 14 牡6 57 ワンダースピード 1 帝王賞(G1) 5着(0.9)
3 6 牡5 56 ダークメッセージ 4 みなみ北海道S(OP) 2着(0.4)
2007 1 3 牡3 53 ドラゴンファイヤー 1 オークランドRCT(1600万) 1着(-0.2)
2 8 牡6 56 ラッキーブレイク 6 阿蘇S(OP) 3着(0.2)
3 1 牡5 55 ワンダースピード 5 東海S(G2) 2着(0.1)
前走オークランドRCT

前走条件戦組から押さえるとすれば、前走オークランドRCTの馬でしょうか。過去9年のシリウスステークスで5頭が馬券圏内に来ています。昨年の優勝馬アウォーディーもこのローテから重賞3連勝中です。

上位人気

過去9年のシリウスステークスでは、2012年と2015年の2回が1~3番人気だけで決まっています。1~2番人気が揃って飛んだのは、2009年と2013年の2回ですが、この2回とも3番人気の馬が連対していますし、上位人気が全て飛ぶというのは考えにくい傾向といえます。

2番人気の成績があまり良くありませんが、上位人気の複勝率は高めです。

  • 1番人気(3-2-1-3)複勝率約67%
  • 2番人気(1-0-2-6)複勝率約33%
  • 3番人気(2-3-0-4)複勝率約56%

馬券予想

11頭と少頭数になりましたが、混戦模様という感じがします。およそ半数近くにチャンスがありそうなメンバーです。

ジャパンダートダービー2016優勝馬キョウエイギア、前走でOP特別を勝ったマスクゾロ、ピオネロ、アポロケンタッキー、前走条件戦組からはミツバなど骨っぽいメンバーが集まっています。

以下、簡単な考察と予想です。

①マスクゾロ

平安ステークス2016のときに狙っていた馬ですが、出走できませんでした。その後、ジュライステークス2016(OP)に出走し、逃げて1秒差の圧勝でした。しかも残り200mあたりから持ったままという競馬でした。

今回は重賞戦線で戦ってきたメンバーも出走するので、相手が一気に強くなりますが、前走のパフォーマンスを見ると無視するわけにも…という気がします。

④キョウエイギア

ジャパンダートダービー2016優勝馬です。今年の3歳は、特に芝がハイレベルだと思いますが、ダートもレベルが高そうです。前走のジャパンダートダービー2016では、ゴールドドリーム、ストロングバローズ、ケイティブレイブといった有力馬を抑えての圧勝でした。古馬相手にどこまで…という感じでしょうか。

⑥ランウェイワルツ

重賞好走歴がある馬ですが、ムラがある成績なので買い時が難しい馬です。差し追い込みが決まれば…というタイプですが、9ヶ月の休養明けですし、同タイプであれば、カゼノコやアポロケンタッキー、相性の良いオークランドRCT2016組のミツバの方になりそうです。

⑦カゼノコ

2年前のジャパンダートダービー2014優勝馬です。その後、重賞で好走実績も残しているので、能力自体は高そうです。

中央だと追い込み一辺倒という競馬なので、どうしても展開に左右されそうですね。有力馬の多くが中団~先団グループに行くと思うので、余程展開が向かないと、まとめて差し切るのは至難の業でしょう。押さえ候補という感じでしょうか。

⑧ピオネロ

ダート替わりで2連勝中、底を見せていません。前走BNS賞2016というのは、昨年2着ダノンリバティと同じローテになります。

今回はハンデ戦なので、アポロケンタッキー(57.5kg)やカゼノコ(58kg)が結構斤量を背負う中、斤量56kgで出走出来るのは良さそうですね。連勝中の勢いでどこまで…という感じでしょうか。

⑨アポロケンタッキー

5ヶ月の休養明けになります。休み明け(0-0-0-2)は何とも不気味ですが、2000m前後を使い続けてるローテから、ここ(シリウスステークス2016)を狙ってきてる感があります。直近2走は、ジェベルムーサやドコフクカゼなど、重賞好走実績のある馬を抑えての2連勝なので、このクラスでも勝負できそうです。休養明けさえクリアすれば…という感じです。

⑪ミツバ

相性の良い前走オークランドRCT2016組です。直近5走で見ると、馬券圏内に来たのは阪神コースだけなので、コース相性も良さそうですね。

前走は、最終コーナーの外をまわしての追い込みという競馬でしたが、最後は伸びてから余裕を感じさせる強い勝ち方でした。今回のメンバー相手に、大外をまわして差し切るのは至難の業だと思いますが、相性の良さから押さえても良さそうです。

買い方

◎①マスクゾロ

○⑨アポロケンタッキー

▲⑪ミツバ

△④キョウエイギア

本命は、週は始めに取り上げたマスクゾロにしました。直近2走が強い競馬をしていますし、56kgという斤量も狙いやすいです。

その他、差し追い込み馬のアポロケンタッキーとミツバを押さえました。ミツバは、相性の良いオークランドRCT2016勝ち馬ですし、好走を期待したいです。

それから3歳馬キョウエイギアも押さえました。前走ジャパンダートダービー2016を見る限りは、かなり強い馬です。ただ2~3走前の戦った相手と成績を見ると、少し買い難くなります。一応、押さえまでという感じです。

3連複 ◎ – ○▲△- ○▲△ 合計3点

結果

馬券的には、1着、3着、4着、8着でした。

本命◎マスクゾロは1着でした。

シリウスステークス2016
着順 馬番 性齢 馬名 人気 前走
1 1 牡5 マスクゾロ 1 ジュライS(OP) 1着(-1.0)
2 8 牡5 ピオネロ 2 BSN賞(OP) 1着(-0.3)
3 9 牡4 アポロケンタッキー 4 ブリリアントS(OP) 1着(-0.2)

惜しかった…というより、ピオネロか…という決着でした。

やはりマスクゾロは強かったです。差されるかと思いきや、残り100mぐらいでもう一度伸びて粘りきりました。馬券的には、ピオネロさえいなければと思いますが、どう考えてもピオネロも強かったです。

マスクゾロは、週初めは伏兵になりそうな感じでしたが、まさかの1番人気だったんですね。少し過剰人気かも…と思います。

肝心のキョウエイギアは8着でした。最後はすぐに手応え無さそうにズルズル…そのまま追わずでした。ミルコっぽいといえばそうですが、残念です。ひょっとすると地方のダートの方が合うのかもしれません。ジャパンダートダービー2016で倒した相手は強いので、ここからの復調に期待したいです。

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