スプリンターズステークス2016過去10年のデータと予想 | 深く考えない競馬

スプリンターズステークス2016過去10年のデータと予想

日程 2016年10月2日(日曜日)
開催 中山競馬場 11R
距離 芝1200m
格付け GⅠ
条件 サラ系3歳以上
斤量 定量(3歳55kg,4歳以上57kg,牝馬2kg減)
出走数 16頭
天気 曇時々晴参考 中山競馬場 – ヤフー天気

秋G1が始まりました。短距離G1「スプリンターズステークス2016」です。

過去のスプリンターズステークス連対馬を見ると、ストレイトガール、ロードカナロア、カレンチャン、キンシャサノキセキなど、スプリントG1で活躍した名馬ばかりです。傾向から、今年のスプリンターズステークス2016も勝ち負け争いの中心になるのは、G1実績のある馬でしょうか。

一方、過去10年のスプリンターズステークスの3連単配当を見ると、波乱含みという印象です。3連単10万馬券超えは、5回に及びます。荒れやすい中山競馬場ということは押さえておきたい傾向です。

  • 2015年 106,170円
  • 2014年 190,930円
  • 2013年 28,020円
  • 2012年 17,540円
  • 2011年 212,610円
  • 2010年 358,410円
  • 2009年 66,890円
  • 2008年 5,530円
  • 2007年 15,960円
  • 2006年 2,637,570円

では過去10年のスプリンターズステークスのデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。(2014年は新潟芝1200mで行われています。)

過去10年の1~3着馬の前走データ

スプリンターズステークス2016
年度 着順 馬番 性齢 馬名 人気 前走
2015 1 2 牝6 ストレイトガール 1 セントウルS(G2) 4着(0.0)
2 4 牡7 サクラゴスペル 11 安田記念(G1) 17着(1.1)
3 6 牝5 ウキヨノカゼ 9 キーンランドC(G3) 1着(-0.1)
2014新潟 1 18 牡6 スノードラゴン 13 キーンランドC(G3) 8着(0.3)
2 9 牝5 ストレイトガール 2 函館スプリントS(G3) 11着(0.6)
3 13 牝4 レッドオーヴァル 5 キーンランドC(G3) 2着(0.0)
2013 1 10 牡5 ロードカナロア 1 セントウルS(G2) 2着(0.0)
2 7 牡4 ハクサンムーン 2 セントウルS(G2) 1着(-0.0)
3 5 牡6 マヤノリュウジン 15 セントウルS(G2) 7着(0.8)
2012 1 16 牡4 ロードカナロア 2 セントウルS(G2) 2着(0.0)
2 14 牝5 カレンチャン 1 セントウルS(G2) 4着(0.1)
3 3 牡5 ドリームバレンチノ 9 キーンランドC(G3) 7着(0.6)
2011 1 10 牝4 カレンチャン 3 キーンランドC(G3) 1着(-0.0)
2 3 牡4 パドトロワ 9 キーンランドC(G3) 3着(0.0)
3 14 牝4 エーシンヴァーゴウ 7 セントウルS(G2) 1着(-0.0)
2010 1 7 セ8 ウルトラファンタジー 10 Sha Tin Vase(G3) 14着
2 14 牡7 キンシャサノキセキ 3 セントウルS(G2) 取消
3 3 牡4 サンカルロ 7 京成杯AH(G3) 5着(0.2)
2009 1 13 牡5 ローレルゲレイロ 6 セントウルS(G2) 14着(1.4)
2 9 牡5 ビービーガルダン 2 キーンランドC(G3) 1着(-0.4)
3 12 牝5 カノヤザクラ 8 セントウルS(G2) 4着(0.5)
2008 1 14 牝4 スリープレスナイト 1 北九州記念(G3) 1着(-0.3)
2 15 牡5 キンシャサノキセキ 2 キーンランドC(G3) 3着(0.2)
3 13 牡4 ビービーガルダン 6 キーンランドC(G3) 2着(0.1)
2007不良 1 7 牝3 アストンマーチャン 3 北九州記念(G3) 6着(0.4)
2 6 牡5 サンアディユ 1 セントウルS(G2) 1着(-0.8)
3 1 牡5 アイルラヴァゲイン 5 セントウルS(G2) 5着(0.9)
2006 1 13 セ7 テイクオーバーターゲット 1 セントウルS(G2) 2着(0.5)
2 4 牡5 メイショウボーラー 10 セントウルS(G2) 7着(0.9)
3 2 牡3 タガノバスティーユ 16 北九州記念(G3) 9着(0.8)
前走セントウルステークス

出走取消だった2010年2着キンシャサノキセキを含めると、過去10年のスプリンタースステークス3着以内30頭中14頭を占めます。セントウルステークスで馬券圏外だった馬の巻き返しも目立ちますが、セントウルステークスをひと叩きして、スプリンタースステークスでメイチという馬が多い傾向があります。

2009年のローレルゲレイロを除く13頭がセントウルステークス1~7着馬でした。ローレルゲレイロは、同年の高松宮記念勝ち馬という実績馬でした、

  • 2009年1着ローレルゲレイロ(前走セントウルS 14着)
前走キーンランドカップ

過去10年のスプリンタースステークス3着以内30頭中9頭を占めます。2014年のスノードラゴン、2012年のドリームバレンチノを除く7頭がキーンランドカップ3着以内でした。

  • 2014年1着スノードラゴン(前走キーンランドC 8着)
  • 2012年3着ドリームバレンチノ(前走キーンランドC 7着)
3歳馬

過去10年のスプリンタースステークス3着以内30頭中2頭のみです。2頭とも前走北九州記念に出走し、かつ馬券圏外だった馬でした。

  • 2007年1着アストンマーチャン(前走北九州記念 6着)
  • 2006年3着タガノバスティーユ(前走北九州記念 9着)

馬券予想

フルゲート16頭立てになりました。人気しそうなビッグアーサー、ブランボヌール、シュウジが内枠、ミッキーアイル、ダンスディレクター、ネロが外枠と極端に枠が分かれました。

特に8枠は、過去の傾向では買い難い枠なので、ミッキーアイルは難しい枠に入ったという印象です。新潟開催だった2014年を除くと、8枠からはロードカナロア(2012年)、キンシャサノキセキ(2008年)の2頭しか来ていません。

以下、簡単な考察と予想です。

①ビッグアーサー

今年のスプリンターズステークス2016では大本命の馬になりそうです。もちろん実績からは押さえておきたい馬です。難点としては、やはりサクラバクシンオー産ということでしょうか。中山のスプリンターズステークスでは、何故か好走例が少ない血統です。

差し追い込み馬というイメージですが、追い込んだのは北九州記念2015とシルクロードステークス2016ぐらいで、中団~好位差しで好成績を上げています。前走は予想に反し、逃げて勝ち切る強い競馬でした。今は、前からも後ろからも対応できそうなので、脚質的な不安はあまり無さそうです。今年は、短距離馬が強い香港勢もいませんし、勝ち切りたいところですが…。

②ブランボヌール、⑤シュウジ、④ソルヴェイグ

データ的には、3歳馬は買い難いですね…。過去10年では3着以内に2頭のみで、その2頭とも前走北九州記念2016組でした。狙いはブランボヌールかシュウジという感じですが、母父サクラバクシンオーのブランボヌールより、シュウジの方が狙い目でしょうか。ただ3頭とも内枠に入ったので、外が全く来ないような馬場であれば、一発ありそうな感じもします。

⑤ベルカント

ビッグアーサーと同様、サクラバクシンオー産のスプリント実績馬です。平坦コースの方が向いてそうな実績でしたが、3走前のCBC賞2016(中京)では、休養明けにも関わらず3着に好走しました。

力は付けてる印象ですが、昨年のスプリンターズ2015も2人気で13着に敗れているので、やはりサクラバクシンオー産は買い難い感じがしてしまいますね。中穴程度に落ち着くようであれば押さえたいですが…。

⑧サクラゴスペル

昨年11番人気から2着に入り、波乱を演出した馬です。今年は8歳馬になり、さらに4ヶ月休養明けの一戦となります。穴馬としては面白そうですが、厳しいかな…と思っています。

⑪ダンスディレクター

先約かもしれませんが、浜中ジョッキーがミッキーアイルではなく、ダンスディレクターというのは面白い要素です。前走は休み明けの叩きだったと思うので、度外視したいです。

ただ2~3走前のシルクロードステークス2016 1着、阪神カップ2015 2着という成績は、評価が難しいと思っています。シルクロードS2016は例年内枠&先行が優勢のレースで、上位6頭中5頭が内枠の馬でした。例外は8枠から追い込んで5着に入ったビッグアーサーです。阪神カップ2015も例年外枠の好走が目立つレースです。1~2着が7~8枠の馬で、例外は3着に入った1枠のビッグアーサーでした。沢山買う場合は、押さえておきたいですが、積極的にも狙いにくいところでしょうか。

⑫レッツゴードンキ

洋芝が合うのか、スプリントが合うのか分かりませんが、夏のスプリント戦(函館スプリントステークス2016、キーンランドカップ2016)から復調しています。中団で脚を溜めて差すというのは、見ていて安心感がありますね。直近2戦とも、最後はいい脚を使っています。

成績から時計が速くなりすぎると分が悪そうなので、馬場次第という感じがします。今週の土曜は雨予報で日曜は曇り予報なので、もしかすると馬場は向くかもしれません。岩田ジョッキーも復調気味なので、そろそろ…と思ってしまいます。

⑬レッドファルクス

成績からはスプリントG1では買えないと思っていますが、波乱があるとすれば、こういう馬でしょうか。「スプリント重賞勝ち経験(CBC賞2016)あり+ミルコ+生産者社台ファーム+穴馬」これは、いかにもありえそうだと思ってしまいます。実績だけで考えれば、様子見したいところですが…。

⑭ウリウリ

怖いのは、「藤原調教師+戸崎ジョッキー+前走叩き」でしょう。ストレイトガールを思い出させます。昨年5着という実績もありますし、軽視もできないところですが…。

⑮ミッキーアイル

嫌な枠(8枠)に入ってしまいました。ただ昨年の4着馬(0.2秒差)、前走は高松宮記念2016 2着とスプリント戦線での実績は上位なので、軽視も出来ませんが…。

昨年も4ヶ月あいていますが、やはり6ヶ月の休養明けは気になりますね。血統的には、過去のスプリンターズステークスの傾向から、パワー型の好走が多いので、ディープインパクト産は買いにくいところです。当日の馬場次第でしょうか。

⑯ネロ

ミッキーアイルと同様、嫌な枠(8枠)に入ってしまいました。

どこかワンパンチ足りない、重賞で勝ちきれないというタイプの馬ですが、セントウルステークス2016の好走馬というのは気になります。中山のスプリント戦(2-2-0-2)は、ラピスラズリS2015でオープンを勝った舞台ですし、相性は良さそうですね。馬券圏外の2戦も4着&5着で、掲示板を外していません。

買い方

◎⑫レッツゴードンキ

○①ビッグアーサー

▲⑤シュウジ

△⑮ミッキーアイル

タフな馬場になる予想で、馬格が大きい馬を中心に選びました。馬格、サクラバクシンオー産、前走成績…など考えると、候補自体が少なくなってしまいました。

本命は、レッツゴードンキにしました。直近2走のスプリント戦が安定していますし、オッズ的にも面白そうなので、好走を期待したいです。

その他は、だいぶ適当です…。サクラバクシンオー産のビッグアーサー、3歳馬シュウジ、8枠ミッキーアイルとそれぞれ買い難い要素があります。ただ他の馬も積極的に狙える要素があるわけでもなく、結局上位人気の3頭になりました。スノードラゴンも8歳馬でなければ…と思っています。

3連複4頭ボックス ◎○▲△ 合計4点

結果

馬券的には、2着、4着、9着、12着でした。

本命◎レッツゴードンキは9着でした。

スプリンターズステークス2016
着順 馬番 性齢 馬名 人気 前走
1 13 牡5 レッドファルクス 3 CBC賞(G3) 1着(-0.0)
2 15 牡5 ミッキーアイル 2 高松宮記念(G1) 2着(0.1)
3 4 牝3 ソルヴェイグ 9 キーンランドC(G3) 4着(0.3)

大混戦でした。1~11着までアタマ・クビ・ハナ差です。もう一度走れば、着順がガラッと変わりそうです。

大本命に推されていたビッグアーサーは、直線スムーズさを欠き12着に敗れています。やはりサクラバクシンオー産は、中山1200m(スプリンタースステークス)は鬼門ですね…。押さえまでという評価がセオリーです。

本命レッツゴードンキは、上がり最速で追い込むも届かなかったですね…。直近2走から、もう少し前で競馬をすると思っていました。上位11頭が僅差なので仕方ないところでしょうか。

勝ったレッドファルクスは、「スプリント重賞勝ち経験(CBC賞)あり+ミルコ+生産者社台ファーム+穴馬」だったので、ありえそうだと思ってはいましたが、流石に人気しすぎて買えないですね…。穴馬だと思っていたら、穴馬ではなくなっていました。2走前までダートのOP使っていた馬なので、3番人気には驚きます。

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