高松宮記念2018過去10年のデータと予想

日程 2018年3月25日(日曜日)
開催 中京競馬場 11R
距離 芝1200m
格付け GⅠ
条件 サラ系4歳以上
斤量 定量
出走数 18頭
天気 晴れ(ヤフー天気)

高松宮記念2018

スプリントG1「高松宮記念2018」です。スプリントG1で活躍した馬の多くが引退し、近年は少し層が薄い印象のスプリント戦線。実績面で抜けた日本馬はレッドファルクスぐらいということもあり、上位争いは混沌としたものになりそうです。

コース形態

中京競馬場の芝1200mコース

過去10年の高松宮記念の配当を見ると、中京競馬場が改修された2012年以降は、3連単の大きな波乱がありません。上位人気馬が結果を残す傾向にあります。

年度 馬連 3連複 3連単
2017 2,150円 3,230円 23,880円
2016 890円 1,740円 6,690円
2015 7,480円 14,000円 81,560円
2014 10,400円 7,990円 71,040円
2013 470円 11,340円 27,200円
2012 950円 1,070円 5,930円
2011 2,370円 33,730円 129,290円
2010 2,690円 4,230円 23,750円
2009 1,750円 35,840円 191,140円
2008 4,610円 4,960円 38,840円

では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。

過去10年の1~3着馬の前走データ

高松宮記念2018
年度 着順 馬番 性齡 馬名 人気 前走 前走人気
2017稍重 1 6 牡4 セイウンコウセイ 5 シルクロードステークス(G3) 2着(0.0) 4
2 3 牝5 レッツゴードンキ 2 京都牝馬ステークス(G3) 1着(-0.3) 1
3 7 牡6 レッドファルクス 1 香港スプリント(G1) 12着 3
2016 1 4 牡5 ビッグアーサー 1 シルクロードステークス(G3) 5着(0.6) 1
2 6 牡5 ミッキーアイル 2 阪急杯(G3) 1着(-0.1) 1
3 8 牝4 アルビアーノ 3 オーシャンステークス(G3) 5着(0.5) 1
2015稍重 1 4 セ7 エアロヴェロシティ 4 Chairman’s Sprint Prize(G1) 2着
2 15 牡6 ハクサンムーン 6 オーシャンステークス(G3) 2着(0.1) 1
3 16 牡4 ミッキーアイル 3 阪急杯(G3) 2着(0.0) 4
2014不良 1 5 牡4 コパノリチャード 3 阪急杯(G3) 1着(-0.7) 2
2 17 牡6 スノードラゴン 8 オーシャンステークス(G3) 2着(0.2) 11
3 9 牝5 ストレイトガール 1 シルクロードステークス(G3) 1着(-0.4) 2
2013 1 11 牡5 ロードカナロア 1 阪急杯(G3) 1着(-0.1) 1
2 12 牡6 ドリームバレンチノ 2 シルクロードステークス(G3) 1着(-0.0) 2
3 13 牡4 ハクサンムーン 10 オーシャンステークス(G3) 9着(0.9) 3
2012 1 10 牝5 カレンチャン 2 オーシャンステークス(G3) 4着(0.2) 1
2 17 牡6 サンカルロ 3 阪急杯(G3) 3着(0.3) 1
3 1 牡4 ロードカナロア 1 シルクロードステークス(G3) 1着(-0.4) 1
2011阪神 1 4 牡8 キンシャサノキセキ 3 オーシャンステークス(G3) 2着(0.1) 2
2 8 牡5 サンカルロ 4 阪急杯(G3) 1着(-0.2) 4
3 6 牡7 アーバニティ 11 シルクロードステークス(G3) 2着(0.1) 14
2010 1 6 牡7 キンシャサノキセキ 1 オーシャンステークス(G3) 1着(-0.0) 2
2 17 牡6 ビービーガルダン 6 阪急杯(G3) 7着(0.6) 1
3 16 牡5 エーシンフォワード 3 阪急杯(G3) 1着(-0.2) 2
2009 1 13 牡5 ローレルゲレイロ 3 阪急杯(G3) 2着(0.2) 3
2 4 牝5 スリープレスナイト 1 スプリンターズステークス(G1) 1着(-0.2) 1
3 2 牡7 ソルジャーズソング 15 オーシャンステークス(G3) 4着(0.1) 8
2008 1 4 牡5 ファイングレイン 4 シルクロードステークス(G3) 1着(-0.2) 3
2 10 牡5 キンシャサノキセキ 5 阪急杯(G3) 5着(0.6) 2
3 1 牡6 スズカフェニックス 1 阪急杯(G3) 2着(0.0) 1
前走オーシャンステークス

過去10年の高松宮記念3着以内30頭中8頭を占めます。昨年と2008年を除く8回で、毎年1頭が馬券圏内に来ています。

前走阪急杯

過去10年の高松宮記念3着以内30頭中11頭を占めます。昨年を除く9回で、毎年1頭以上が馬券圏内に来ています。

前走シルクロードステークス

過去10年の高松宮記念3着以内30頭中7頭を占めます。そのうち2016年の優勝馬ビッグアーサーを除く6頭シルクロードステークスで連対していました。

前走二桁着順

過去10年の高松宮記念3着以内では、昨年の3着馬レッドファルクス(前走香港スプリント2016 12着)のみです。

単勝オッズ

中京競馬場改修後、過去6年の高松宮記念では、単勝20倍未満の馬が18頭中17頭、そのうち単勝10倍未満15頭を占めます。順当な決着予想であれば、上位人気馬が馬券圏内の中心になりそうな傾向です。

年度 着順 馬名 オッズ
2017 1 セイウンコウセイ 8.7倍
2 レッツゴードンキ 5.1倍
3 レッドファルクス 3.6倍
2016 1 ビッグアーサー 3.9倍
2 ミッキーアイル 3.9倍
3 アルビアーノ 5.1倍
2015 1 エアロヴェロシティ 6.5倍
2 ハクサンムーン 16.8倍
3 ミッキーアイル 5.2倍
2014 1 コパノリチャード 7.7倍
2 スノードラゴン 19.6倍
3 ストレイトガール 2.6倍
2013 1 ロードカナロア 1.3倍
2 ドリームバレンチノ 9.4倍
3 ハクサンムーン 85.6倍
2012 1 カレンチャン 3.9倍
2 サンカルロ 6.5倍
3 ロードカナロア 2.4倍

予想

高松宮記念2018は、実績面で抜けた馬はレッドファルクスのみ。上位争いは、かなりの混戦になると思います。香港馬ブリザードの取捨もポイントになりそうですね。近年の傾向からは、上位人気馬に期待したいところですが、波乱の香りがしてしまいます…。

以下、簡単な考察と予想です。波乱の香りと言いながら、傾向通り、上位人気馬を中心に狙いました。

◎⑥レッドファルクス

前走阪急杯2018は前に行った馬が残る中、モズアスコットとレッドファルクスが追い込んで、それぞれ2着と3着という競馬。2頭ともにG1クラスの力を感じる内容でした。58kg背負っていたレッドファルクスは、前走を叩いて、まさに高松宮記念を獲りに来たという感じでしょうか。過去、阪急杯組の好走例も多く、ここは期待の本命です。

○⑨ファインニードル

前走シルクロードステークス2018は、前に行ったセイウンコウセイとファインニードルがそのまま残る決着でした。セイウンコウセイを交わしてからは、楽な感じで突き放し、余力を感じさせる完勝4か月の休み明け&馬体重プラス18kgだったことを考えると、ここでも楽しみが大きいですね。

△⑪ダンスディレクター

怪我の多い馬でしたが、昨年秋からコンスタントに使うことが出来たのは、状態の良さを伺わせます。前走阪神カップ2017は2着に好走。優勝馬イスラボニータ、3着サングレーザー、4着モズアスコットというメンバーを見れば、能力の高さを示した一戦だったと思います。G1では少し足りない印象も、前走並みに走ることが出来れば…。

△⑬レーヌミノル

中京競馬場が改修された2012年以降、3着以内に来た6番人気以下の3頭は、ともに外枠のオーシャンステークス組でした。

  • 2013年3着ハクサンムーン(7枠、10番人気)
  • 2014年2着スノードラゴン(8枠、8番人気)
  • 2015年2着ハクサンムーン(7枠、6番人気)

このメンバーで積極的に狙えるタイプではないものの、4着に好走した昨年のマイルチャンピオンシップ2017の力を出すことが出来れば…。

3連複◎-○△△-○△△ 合計3点

結果

簡潔なまとめです。馬券的には、1着、4着、7着、8着でした。本命◎レッドファルクスは、8着でした。

高松宮記念2018
着順 馬番 性齡 馬名 人気 前走 前走人気
1 9 牡5 ファインニードル 2 シルクロードステークス(G3) 1着(-0.3) 4
2 8 牝6 レッツゴードンキ 3 フェブラリーステークス(G1) 5着(0.7) 10
3 7 牝5 ナックビーナス 10 オーシャンステークス(G3) 2着(0.0) 2

まさかのレッドファルクス不発。(´・ω・`;)

レッドファルクスは直線進路を失って、強引に外に出すも、再び内に向かっていました。伸びそうなところで、全く末脚を活かすことが出来ず、そのまま終了…。こればかりは、デムーロ騎手の判断が冴えていなかったという印象でした。

2~3着には、無印のレッツゴードンキとナックビーナス。特にナックビーナスは、完全にスルーしていました。人気薄のオーシャンステークス組と考えると、買えなくはないものの、評価でいうと7番手。単勝オッズも41.2倍で、データ傾向からは手が出せず…。

押さえていた4着ダンスディレクターは、今回で引退のようです。前半に少し掛かる仕草があったものの、最後は4着まで詰めて来る内容。やはり力のある馬でした。

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