ヴィクトリアマイル2018過去10年のデータと予想 | 深く考えない競馬

ヴィクトリアマイル2018過去10年のデータと予想

日程 2018年5月13日(日曜日)
開催 東京競馬場 11R
距離 芝1600m
格付け GⅠ
条件 サラ系4歳以上牝馬
斤量 定量(55kg)
出走数 18頭
天気 弱雨(ヤフー天気)

ヴィクトリアマイル2018

牝馬限定のマイルG1「ヴィクトリアマイル2018」です。例年、国内トップクラスの牝馬が集まる一戦。過去の優勝馬には、ウオッカ、ブエナビスタ、アパパネなどの名馬が名を連ねています。

コース形態

東京競馬場の芝1600mコース

過去10年のヴィクトリアマイルの配当を見ると、3連単10万馬券が4回あります。特に2015年の3連単2070万馬券は、強烈なインパクトを残します。流石にこの水準の大波乱は、しばらく無いとは思いますが、波乱傾向のレースだけに、高配当の決着には注意したいところですね。データ外となりますが、2007年には3連単228万馬券も出ています。

年度 馬連 3連複 3連単
2017 42,710円 123,870円 918,700円
2016 3,510円 6,090円 48,310円
2015 36,880円 2,860,480円 20,705,810円
2014 8,450円 50,720円 407,940円
2013 8,030円 35,770円 193,570円
2012 5,510円 10,790円 75,320円
2011 230円 620円 3,620円
2010 2,490円 29,700円 85,770円
2009 5,310円 19,770円 80,580円
2008 1,670円 3,240円 23,000円

では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。

過去10年の1~3着馬の前走データ

表の色分けについては、過去データ表の見方にまとめています。

ヴィクトリアマイル2018
年度 着順 馬番 性齡 馬名 人気 前走 前走人気
2017稍重 1 5 牝4 アドマイヤリード 6 阪神牝馬ステークス(G2) 2着(0.3) 3
2 10 牝4 デンコウアンジュ 11 福島牝馬ステークス(G3) 4着(0.4) 8
3 3 牝4 ジュールポレール 7 阪神牝馬ステークス(G2) 3着(0.3) 4
2016 1 13 牝7 ストレイトガール 7 阪神牝馬ステークス(G2) 9着(0.8) 3
2 10 牝4 ミッキークイーン 1 阪神牝馬ステークス(G2) 2着(0.0) 1
3 15 牝5 ショウナンパンドラ 2 大阪杯(G2) 3着(0.2) 4
2015 1 5 牝6 ストレイトガール 5 高松宮記念(G1) 13着(1.2) 1
2 7 牝6 ケイアイエレガント 12 京都牝馬ステークス(G3) 1着(-0.0) 9
3 18 牝5 ミナレット 18 福島牝馬ステークス(G3) 5着(0.2) 14
2014 1 14 牝5 ヴィルシーナ 11 阪神牝馬ステークス(G2) 11着(0.5) 5
2 4 牝4 メイショウマンボ 3 大阪杯(G2) 7着(2.2) 3
3 1 牝5 ストレイトガール 6 高松宮記念(G1) 3着(0.7) 1
2013 1 11 牝4 ヴィルシーナ 1 大阪杯(G2) 6着(0.8) 4
2 8 牝5 ホエールキャプチャ 12 阪神牝馬ステークス(G2) 14着(1.2) 6
3 1 牝5 マイネイサベル 5 福島牝馬ステークス(G3) 2着(0.0) 3
2012 1 12 牝4 ホエールキャプチャ 4 中山牝馬ステークス(G3) 5着(0.4) 2
2 16 牝4 ドナウブルー 7 中山牝馬ステークス(G3) 11着(1.1) 4
3 1 牝4 マルセリーナ 3 阪神牝馬ステークス(G2) 2着(0.0) 2
2011 2 16 牝4 アパパネ 2 マイラーズカップ(G2) 4着(0.5) 4
2 13 牝5 ブエナビスタ 1 Dubai World Cup(G1) 8着
3 4 牝4 レディアルバローザ 3 中山牝馬ステークス(G3) 1着(-0.4) 10
2010 1 11 牝4 ブエナビスタ 1 Dubai Sheema Classic(G1) 2着
2 2 牝4 ヒカルアマランサス 8 阪神牝馬ステークス(G2) 13着(1.0) 3
3 10 牝6 ニシノブルームーン 11 中山牝馬ステークス(G3) 1着(-0.1) 4
2009 1 6 牝5 ウオッカ 1 Dubai Duty Free(G1) 7着
2 2 牝4 ブラボーデイジー 11 福島牝馬ステークス(G3) 1着(-0.3) 7
3 1 牝6 ショウナンラノビア 7 卯月ステークス(1600万) 1着(-0.2) 10
2008 1 6 牝4 エイジアンウインズ 5 阪神牝馬ステークス(G2) 1着(-0.0) 5
2 9 牝4 ウオッカ 1 Dubai Duty Free(G1) 4着
3 2 牝5 ブルーメンブラット 4 阪神牝馬ステークス(G2) 2着(0.0) 1
年齡

過去10年のヴィクトリアマイル3着以内30頭中25頭4~5歳馬でした。6歳以上で3着以内に好走した5頭は、ともに穴馬でした。

  • 2016年1着ストレイトガール(7番人気)7歳
  • 2015年1着ストレイトガール(5番人気)6歳
  • 2015年2着ケイアイエレガント(12番人気)6歳
  • 2010年3着ニシノブルームーン(11番人気)6歳
  • 2009年3着ショウナンラノビア(7番人気)6歳
人気

過去10年のヴィクトリアマイルでは、上位人気馬(特に2~3番人気)が不振傾向にあります。1番人気馬も連対した延べ6頭のうち4頭がウオッカとブエナビスタという抜けて強い馬だったことを考えると、混戦時の1番人気は狙い難い傾向にありそうです。

  • 1番人気(3-3-0-4)複勝率60%
  • 2番人気(1-0-1-8)複勝率20%
  • 3番人気(0-1-2-7)複勝率30%

そのほか、二桁人気馬の好走例が多く、3着以内30頭中7頭を占めます。

前走阪神牝馬ステークス

過去10年のヴィクトリアマイル3着以内30頭中10頭を占めます。阪神牝馬ステークスが阪神芝1600m戦に変更となった2016年以降では、毎年2頭が馬券圏内に好走しています。

前走4着以下

過去10年のヴィクトリアマイルでは、計15頭が馬券圏内に好走しています。そのうち以下4頭を除く11頭オープンクラスの芝マイル戦優勝経験がありました。

  • 2017年1着アドマイヤリード(前走阪神牝馬ステークス)
  • 2017年3着ジュールポレール(前走阪神牝馬ステークス)
  • 2015年1着ストレイトガール(生涯でG1を3勝)
  • 2014年2着メイショウマンボ(生涯でG1を3勝)

予想

ヴィクトリアマイル2018は、やや混戦模様だと思います。人気薄になりそうな馬の多くも重賞実績馬というメンバーで、馬券圏内と考えれば、殆ど全頭に可能性がありそうですね。例年ノーマークの穴馬が激走する為、先週に引き続き、馬券は難解なものになりそうです。その中で今年の注目は、近年好走例の多い阪神牝馬ステークス組でしょうか。傾向通りであれば、上位争いの候補になりそうです。

以下、簡単な予想です。混戦模様に加えて、弱雨の予報。全く当たる気がしないですね…。(´・ω・`;)

◎②ミスパンテール

前走阪神牝馬ステークス2018後の勝利ジョッキーインタビューで「試したいことがあった」と言っていました。恐らく「逃げ」たときの脚を試していたのだと思います。3走前のターコイズステークス2017には、溜めれば良い脚を使うと言っていたので、後ろからの脚も掴んでそうです。ヴィクトリアマイル2018に向けて、着実に準備を進めてきたような印象を受けます。横山ジョッキーだけに、本番どういうレースを選択するのか全く読めませんが、最近の成長と底を見せていない力に期待して、本命にしました。

○⑯リスグラシュー

前走阪神牝馬ステークス2018は、最初の1000mが61.0秒というドスロー上位陣は前残りの中、リスグラシュー1頭だけが馬群を割って、3着まで脚を伸ばしていました。過去のヴィクトリアマイルは前が流れる傾向にあり、例年通りであれば、前走よりはレースがしやすいと思います。前走阪神牝馬ステークス2018組東京コースの相性の良さと好条件がそろっているので、上位争いを期待したいですね。

▲①レッツゴードンキ

過去2年のヴィクトリアマイルでは惨敗していますが、G1の実績では出走馬中トップクラスの1頭。今年は、前に馬を置ける内枠がプラスに働きそうです。内枠の岩田ジョッキーですし、オッズ的にも伏兵扱いであれば、一発期待して押さえても面白そうですね。

△⑮デアレガーロ

外枠の人気薄を適当に…。デンコウアンジュと迷って、速い時計に対応できそうなデアレガーロの方を押さえました。2走前の1600万クラスの勝ちっぷりが良く、前走京都牝馬ステークス2018では対抗馬にしました。ミスパンテールには完敗という印象も、小差の2着という結果は評価して良いかもしれません。差し追い込みが突っ込んでくる流れになれば…。

3連複◎○▲△4頭ボックス 合計4点

結果

簡潔なまとめです。馬券的には、2着、5着、6着、16着でした。本命◎ミスパンテールは、5着でした。

ヴィクトリアマイル2018
着順 馬番 性齡 馬名 人気 前走 前走人気
1 4 牝5 ジュールポレール 8 阪神牝馬ステークス(G2) 5着(0.2) 5
2 16 牝4 リスグラシュー 1 阪神牝馬ステークス(G2) 3着(0.0) 1
3 6 牝5 レッドアヴァンセ 7 阪神牝馬ステークス(G2) 2着(0.0) 11

晩に録画を見ました。当然のごとく馬券はダメでした。

昨日からの超高速馬場。雨の影響がどの程度…という馬場状態でした。やや重で行われた中、勝ち時計1:32.3ですから、超高速馬場だったと言っても良さそうです。良馬場なら1分31秒台が出た可能性もありそうです。

解説ではスローとのことでしたが、最初の800mが46.8秒、1000mが58.3秒で、ほぼ例年並みの流れだったと思います。直線では、2着リスグラシューを除くと、道中は内目で脚を溜めていた馬が差してきたように思えました。そういう意味では、リスグラシューは枠に泣いたかもしれません。

上位3頭とも好ローテの阪神牝馬ステークス2018組。しかもスルーしたジュールポレールとレッドアヴァンセのディープインパクト産2頭が来てしまいました。高速馬場が向いた可能性もありそうですね。それにしても、阪神牝馬ステークスが芝1600m戦に変更になってからは、直結する傾向が強いですね。しかも勝ち負けしてきた馬より、叩いてきた馬がヴィクトリアマイルで強いです。来年以降も注目のローテになると思います。

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