| 日程 | 2021年12月15日（水曜） |
|---|---|
| 開催 | 川崎競馬場11R |
| 距離 | ダート1600m |
| 格付け | Jpn1 |
| 条件 | 2歳 |
| 斤量 | 定量（牡55kg,牝54kg） |
| 出走数 | 14頭 |
| 天気 | 晴れ（ヤフー天気） |
全日本2歳優駿2021
2歳ダート王者を決める一戦、全日本2歳優駿2021です。過去の優勝馬や上位馬を見る限り、出世レースという側面は無く、早熟傾向の馬が活躍している印象を受けます。
川崎競馬場のダート1600mコース
配当
過去10年の全日本2歳優駿の配当を見ると、3連単10万馬券超えは1回だけです。直近2年は高配当が出ていますが、3連単数千円の順当な決着も多い傾向にあります。
| 年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
|---|---|---|---|
| 2020 | 2,690円 | 23,070円 | 92,610円 |
| 2019 | 3,290円 | 55,020円 | 285,290円 |
| 2018 | 1,180円 | 1,120円 | 8,430円 |
| 2017 | 410円 | 3,100円 | 7,590円 |
| 2016 | 870円 | 1,960円 | 5,960円 |
| 2015 | 480円 | 1,810円 | 6,180円 |
| 2014 | 570円 | 720円 | 3,830円 |
| 2013 | 1,710円 | 15,630円 | 53,630円 |
| 2012 | 6,500円 | 7,120円 | 55,260円 |
| 2011 | 220円 | 560円 | 1,040円 |
では過去10年の全日本2歳優駿で3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1～3着馬の前走データ
| 年度 | 着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2020良 | 1 | 11 | アランバローズ | 2 | ハイセイコー記念(大井ダ1600m) 1着(-0.3) | 3 |
| 2 | 10 | ランリョウオー | 6 | ハイセイコー記念(大井ダ1600m) 2着(0.3) | 1 | |
| 3 | 6 | ルーチェドーロ | 8 | 兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2) 4着(1.8) | 3 | |
| 2019稍重 | 1 | 2 | ヴァケーション | 5 | 平和賞(船橋ダ1600m) 1着(-0.5) | 4 |
| 2 | 1 | アイオライト | 4 | 1勝クラス(中山ダ1200m) 1着(-0.6) | 1 | |
| 3 | 12 | ティーズダンク | 9 | 新風特別(浦和ダ1500m) 1着(-0.2) | 1 | |
| 2018重 | 1 | 12 | ノーヴァレンダ | 5 | もちの木賞(500万) 1着(-0.7) | 2 |
| 2 | 5 | デルマルーヴル | 2 | 兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2) 1着(-0.7) | 1 | |
| 3 | 11 | ガルヴィハーラ | 1 | プラタナス賞(500万) 1着(-0.2) | 2 | |
| 2017良 | 1 | 9 | ルヴァンスレーヴ | 1 | プラタナス賞(500万) 1着(-0.4) | 1 |
| 2 | 8 | ドンフォルティス | 3 | 北海道2歳優駿(Jpn3) 1着(-0.3) | 1 | |
| 3 | 11 | ハセノパイロ | 6 | ハイセイコー記念(大井ダ1600m) 1着(-0.3) | 3 | |
| 2016不良 | 1 | 1 | リエノテソーロ（牝） | 1 | エーデルワイス賞(Jpn3) 1着(-1.0) | 1 |
| 2 | 14 | シゲルコング | 2 | オキザリス賞(500万) 1着(-0.0) | 4 | |
| 3 | 4 | ローズジュレップ | 3 | 兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2) 1着(-0.3) | 6 | |
| 2015稍重 | 1 | 6 | サウンドスカイ | 1 | 兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2) 1着(-0.2) | 1 |
| 2 | 10 | レガーロ | 2 | もちの木賞(500万) 1着(-0.0) | 5 | |
| 3 | 5 | アンサンブルライフ | 5 | 平和賞(船橋ダ1600m) 1着(-0.1) | 1 | |
| 2014稍重 | 1 | 7 | ディアドムス | 3 | 北海道2歳優駿(Jpn3) 1着(-0.8) | 3 |
| 2 | 9 | タップザット | 1 | プラタナス賞(500万) 1着(-0.1) | 1 | |
| 3 | 6 | タイセイラビッシュ | 4 | 500万(東京ダ1600m) 1着(-0.0) | 9 | |
| 2013稍重 | 1 | 9 | ハッピースプリント | 1 | 北海道2歳優駿(Jpn3) 1着(-0.4) | 1 |
| 2 | 4 | スザク | 5 | 兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2) 6着(1.8) | 1 | |
| 3 | 3 | サーモピレー | 8 | 北海道2歳優駿(Jpn3) 9着(2.2) | 7 | |
| 2012良 | 1 | 3 | サマリーズ（牝） | 3 | ポインセチア賞(500万) 1着(-0.0) | 8 |
| 2 | 5 | ジェネラルグラント | 7 | 北海道2歳優駿(Jpn3) 5着(1.2) | 3 | |
| 3 | 9 | アップトゥデイト | 1 | 兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2) 2着(0.9) | 2 | |
| 2011重 | 1 | 11 | オーブルチェフ | 1 | 北海道2歳優駿(Jpn3) 1着(-1.7) | 1 |
| 2 | 6 | メジャーアスリート | 2 | 500万(東京ダ1400m) 1着(-0.2) | 1 | |
| 3 | 4 | ヴェアリアスムーン | 3 | 500万(京都ダ1200m) 1着(-0.0) | 3 |
過去10年の全日本2歳優駿3着以内30頭中26頭を占めます。前走3着以下の4頭は、ともに前走重賞レース（兵庫ジュニアグランプリ、北海道2歳優駿）に出走していました。
過去10年の全日本2歳優駿3着以内30頭中13頭を占めます。前走兵庫ジュニアグランプリや北海道2歳優駿（現JBC2歳優駿）出走馬の好走が目立ちます。
過去10年の全日本2歳優駿3着以内30頭中10頭を占めます。そのうち9頭が南関東や門別の重賞レースに出走していました。1～2頭が馬券圏内に好走することが多く、交流重賞の中では地方所属馬の活躍が目立つ傾向にあります。
予想
全日本2歳優駿2021は、例年通り混戦模様になるでしょうか。傾向からは、前走JBC2歳優駿や兵庫ジュニアグランプリで連対したJRA所属馬が上位争いの中心になりそうですが、地方所属馬の上位争いがあっても良さそうなメンバー構成だと思います。直近2年が波乱決着ですし、今年も難解なレースになりそうです。
以下、簡単な考察と予想です。地方所属馬の活躍が目立つレースですが、JRAの人気馬から選びました。
過去好走例が多い前走1勝クラス優勝馬。前走オキザリス賞は、好位から抜け出して後続を突き放す楽勝でした。あとは重賞を使ってきた馬との力関係だけという感じですが、前走の勝ちっぷりなら上位争いを期待しても良いかもしれません。過去5～6枠の好走が目立つことにも期待して、本命評価にしました。
過去好走例が多い前走兵庫ジュニアグランプリ好走馬。出負けして後ろから差し切った2走前なでしこ賞とは異なり、前走は、好位からの抜け出しで完勝しました。ダート戦で底を見せていませんし、ビッグアーサーの弟というのも期待できそうです。最内枠は気になるところですが、前走並みに走れば、上位争いに食い込んで来ても良さそうです。
過去好走例が多い前走JBC2歳優駿好走馬。出負けた前走は、後方から捲って行くかたちで伸びて完勝しました。差し追い込み決着となった展開面の恩恵もあったかもしれません。流石に今回は、後ろ過ぎる位置から差し切れるコースとも思えないので、道中良い位置で運ぶ必要はありそうです。好ローテに期待して押さえました。
過去好走例が多い前走兵庫ジュニアグランプリ好走馬。前走は、セキフウとクビ差の2着でした。位置取りの差といっても良いと思います。デビューから3戦連続で上がり最速の脚を使って強さを見せていますし、セキフウとも大きな力差があるとは思えないので、伏兵扱いなら押さえても良いかもしれません。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、2着、4着、9着でした。本命◎ドライスタウトは、1着でした。
| 着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 10 | ドライスタウト | 1 | オキザリス賞(1勝クラス) 1着(-0.9) | 3 |
| 2 | 5 | コンバスチョン | 2 | 兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2) 2着(0.0) | 1 |
| 3 | 2 | プライルード | 11 | 兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2) 3着(0.5) | 5 |
好位で進めたドライスタウトが楽勝。初めての地方競馬場ナイターも関係のない強さでした。2着にはドライスタウトを見る位置で進めた押さえのコンバスチョン。前で進めた人気馬が順当に来たという感じでした。
対抗セキフウ。後方大外ぶん回しの追い込みで、流石に今の川崎では絶対に届かない位置取りでした。同じくアイスジャイアントも後方からの追い込み…。もう一列二列前で進めないと馬券圏内は無理だったと思います。