日本ダービー2022過去データと予想

日本ダービー2022（東京優駿）

3歳馬の頂点を決める一戦、日本ダービー2022（東京優駿）です。過去の日本ダービー優勝馬や上位馬には、後のG1戦線で活躍する名馬が名を連ねています。今後の日本競馬を占うレースといって良いと思います。

東京競馬場の芝2400mコース

配当

過去10年の日本ダービーの配当を見ると、3連単10万馬券超えは3回あります。3連複万馬券も多く、波乱含みのレースといっても良いかもしれません。なお285万馬券が出た2018年は、主要ローテの皐月賞、青葉賞、京都新聞杯の3レースがともに波乱決着のイレギュラーな年でした。

では過去10年の日本ダービーで3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。

過去10年の1～3着馬の前走データ

過去10年の日本ダービー3着以内30頭中28頭を占めます。残る2頭は、レイデオロ（2017年1着）とステラヴェローチェ（2021年3着）です。レイデオロは、年末の重賞で優勝し、皐月賞で5着に好走していました。ステラヴェローチェは、年末の朝日杯FSで2着に好走し、皐月賞でも3着に好走していました。

• 2017年1着レイデオロ（ホープフルS優勝→皐月賞5着）
• 2021年3着ステラヴェローチェ（朝日杯FS2着→共同通信杯5着→皐月賞3着）

過去10年の日本ダービー3着以内30頭中20頭を占めます。優勝馬は7頭、2着馬は8頭に及び、前走皐月賞出走馬が連対しなかった年はありません。なお、日本ダービー3着以内に好走した前走皐月賞出走馬は、すべて皐月賞1～5着馬もしくは皐月賞1～5番人気馬でした。過去10年でデータを区切っていますが、2011年以前も暫く続いています。

過去10年の日本ダービー3着以内30頭中4頭を占めます。青葉賞2着以下は不要というデータが続いていましたが、2013～2014年に、以下2頭がデータを破って好走しています。2頭とも2枠3番でした。

• 2014年3着マイネルフロスト（前走2014青葉賞6着）
• 2013年3着アポロソニック（前走2013青葉賞2着）

過去10年の日本ダービー3着以内30頭中4頭を占めます。4頭ともディープインパクト産で、京都新聞杯の連対馬でした。

過去10年の日本ダービー3着以内30頭中10頭を占めます。内枠から道中ロスなく進めた馬の活躍が目立つ傾向にあります。

予想

日本ダービー2022は、皐月賞上位馬、青葉賞優勝馬、京都新聞杯優勝馬とほぼ例年通りのメンバー構成になりました。飛び抜けた馬が不在ということもあり、上位争いは混戦ムードという印象を受けます。順当なら、皐月賞好走馬が馬券候補というレースですが、皐月賞上位馬が全て外枠に入りました…。これは予想難解なレースになりそうです。

以下、簡単な考察と予想です。4強の馬連ボックスでも良いのでは…と思いつつ、外枠を嫌って波乱予想にしました。

前走青葉賞優勝。優勝が無いローテですが、近年の日本ダービーでは、シャフリヤール（前走毎日杯優勝）やロジャーバローズ（前走京都新聞杯2着）など、買い難いローテの馬が結果を残しています。そろそろ青葉賞出走馬の優勝があっても…ということで本命評価にしました。前走の勝ちっぷりも良かったので、波乱に期待して…。

前走皐月賞優勝。前走は本命評価でした。ドレフォン産が日本ダービー優勝と考えると買い難くなりますが、戦って来たレースとメンバーを見ると、十分にチャンスはありそうです。皐月賞前から喉鳴りが不安視されていたので、それが悪い方に出なければ…。

前走毎日杯優勝。G1戦線を戦って来たメンバーと比べると、一枚下になるでしょうか。ただ3戦無敗で底を見せたわけでは無いので、波乱期待と内でロスなく先行しそうなタイプということで押さえました。

前走皐月賞5着。皐月賞出走の穴馬と考えると、無くはないところでしょうか。中山で強いレースを見せてる点は気になるところですが、内からロスなく逃げ先行を期待して押さえました。

結果

簡潔なまとめです。馬券的には、3着、5着、7着、18着でした。本命◎プラダリアは、5着でした。

レコード決着。この時期の東京競馬場は、いつも高速馬場ですが、それにしても早い時計の決着でした。

想定通り印を付けた馬が先行〜好位で進める中、最後は外枠の人気馬が突っ込んで来ることになりました。結果的には、予想で書いた人気4頭の馬連ボックスで良かったことになりますが、上位陣は、皐月賞上位馬と青葉賞馬が占めることになり、力のある馬が結果を残したレースだったと思います。