日程 | 日本時間2024年12月8日(日曜)15時10分(発走予定) |
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開催 | 香港・シャティン競馬場4R |
距離 | 芝2400m |
格付け | G1 |
条件 | 3歳以上 |
斤量 | 定量 |
香港ヴァーズ2024
香港競馬の祭典「香港国際競走」。同日に4レースのG1(香港ヴァーズ、香港スプリント、香港マイル、香港カップ)が行われます。時差が殆ど無いため、JRA開催時刻と同じ時間帯に楽しむことが出来ます。
香港ヴァーズ2024には、日本からの2頭(ステレンボッシュ、プラダリア)が出走を予定しています。日本馬の活躍が目立つレースですし、2頭ともにチャンスがありそうです。
配当
JRAで馬券が発売された過去7回の香港ヴァーズの配当を見ると、順当な決着が続いています。JRAで馬券が発売されていない2020年と2015年以前も人気馬が結果を残しています。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2023 | 2,310円 | 1,380円 | 15,020円 |
2022 | 2,210円 | 1,930円 | 12,130円 |
2021 | 280円 | 590円 | 1,530円 |
2020 | 発売なし | ||
2019 | 610円 | 710円 | 3,130円 |
2018 | 1,390円 | 1,950円 | 15,490円 |
2017 | 720円 | 1,170円 | 7,790円 |
2016 | 980円 | 1,970円 | 5,940円 |
では以下、過去10年の香港ヴァーズで3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | ゲート | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2023良 | 1 | 8 | 1 | セ4 | ジュンコ | 5 | バイエルン大賞(G1) 1着 | |
2 | 2 | 3 | 牡4 | ゼッフィーロ | 3 | アルゼンチン共和国杯(G2) 1着(-0.2) | 1 | |
3 | 1 | 9 | 牝3 | ウォームハート | 2 | ブリーダーズカップフィリー&メアターフ(G1) 2着 | 2 | |
2022良 | 1 | 3 | 9 | 牝5 | ウインマリリン | 2 | エリザベス女王杯(G1) 2着(0.3) | 5 |
2 | 5 | 5 | セ4 | ボタニク | 4 | ドラール賞(G2) 10着 | ||
3 | 4 | 3 | 牡7 | グローリーヴェイズ | 1 | 札幌記念(G2) 6着(0.6) | 4 | |
2021良 | 1 | 7 | 2 | 牡6 | グローリーヴェイズ | 1 | オールカマー(G2) 3着(0.3) | 3 |
2 | 3 | 1 | 牡4 | パイルドライヴァー | 2 | チャーチルステークス(LR) 1着 | ||
3 | 5 | 8 | 牝4 | エベイラ | 5 | ジャンロマネ賞(G1) 6着 | ||
2020良 | 1 | 4 | 7 | 牡3 | モーグル | ブリーダーズカップターフ(G1) 5着 | ||
2 | 5 | 1 | セ6 | エグザルタント | ジョッキークラブカップ(G2) 2着 | |||
3 | 1 | 4 | セ5 | コロンバスカウンティ | ジョッキークラブカップ(G2) 3着 | |||
2019良 | 1 | 7 | 2 | 牡4 | グローリーヴェイズ | 3 | 京都大賞典(G2) 6着(0.8) | 1 |
2 | 1 | 11 | 牝4 | ラッキーライラック | 2 | エリザベス女王杯(G1) 1着(-0.2) | 3 | |
3 | 14 | 1 | セ5 | エグザルタント | 1 | ジョッキークラブカップ(G2) 1着 | ||
2018良 | 1 | 10 | 4 | セ4 | エグザルタント | 6 | ジョッキークラブカップ(G2) 2着 | |
2 | 12 | 10 | 牝4 | リスグラシュー | 2 | エリザベス女王杯(G1) 1着(-0.0) | 3 | |
3 | 8 | 12 | 牝4 | エジーラ | 10 | ブリーダーズカップフィリー&メアターフ(G1) 6着 | ||
2017良 | 1 | 8 | 1 | 牡5 | ハイランドリール | 1 | ブリーダーズカップターフ(G1) 3着 | |
2 | 1 | 2 | 牡4 | タリスマニック | 3 | ブリーダーズカップターフ(G1) 1着 | ||
3 | 7 | 8 | 牡5 | トーセンバジル | 4 | 京都大賞典(G2) 2着(0.1) | 6 | |
2016良 | 1 | 9 | 4 | 牡4 | サトノクラウン | 4 | 天皇賞秋(G1) 14着(1.5) | 8 |
2 | 10 | 1 | 牡4 | ハイランドリール | 1 | ブリーダーズカップターフ(G1) 1着 | ||
3 | 4 | 7 | 牡4 | ワンフットインヘヴン | 3 | コンセイユドパリ賞(G2) 1着 | ||
2015良 | 1 | 9 | 11 | 牡3 | ハイランドリール | コックスプレート(G1) 3着 | ||
2 | 8 | 1 | 牡5 | フリントシャー | 凱旋門賞(G1) 2着 | |||
3 | 6 | 13 | 牡3 | ダリヤン | ギョームドルナーノ賞(G2) 2着 | |||
2014良 | 1 | 4 | 1 | 牡4 | フリントシャー | ブリーダーズカップターフ(G1) 2着 | ||
2 | 3 | 8 | セ6 | ウィリーカザールズ | ジョッキークラブカップ(G2) 7着 | |||
3 | 11 | 10 | セ5 | カーヤ | シュヴァリエカップ 2着 |
過去10年の香港カップ3着以内30頭中5頭を占めます。好走例は多くありませんが、前哨戦のジョッキークラブカップを叩いた香港調教馬が穴をあける傾向にあります。
過去10年の香港ヴァーズ3着以内30頭中15頭を占めます。前走ブリーダーズカップのほか、日本のG1レースやフランスのG1レース出走馬の好走が目立ちます。
日本調教馬の成績(過去10年)
年度 | 着順 | ゲート | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 前走 |
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2023 | 2 | 2 | 3 | 牡4 | ゼッフィーロ | アルゼンチン共和国杯(G2) 1着(-0.2) |
4 | 5 | 7 | 牝5 | ジェラルディーナ | エリザベス女王杯(G1) 5着(0.3) | |
8 | 7 | 8 | 牡3 | レーベンスティール | セントライト記念(G2) 1着(-0.3) | |
2022 | 1 | 3 | 9 | 牝5 | ウインマリリン | エリザベス女王杯(G1) 2着(0.3) |
3 | 4 | 3 | 牡7 | グローリーヴェイズ | 札幌記念(G2) 6着(0.6) | |
2021 | 1 | 7 | 2 | 牡6 | グローリーヴェイズ | オールカマー(G2) 3着 |
5 | 4 | 4 | 牡6 | ステイフーリッシュ | 福島記念(G3) 4着 | |
2019 | 1 | 7 | 2 | 牡4 | グローリーヴェイズ | 京都大賞典(G2) 6着 |
2 | 1 | 11 | 牝4 | ラッキーライラック | エリザベス女王杯(G1) 1着 | |
4 | 2 | 10 | 牝5 | ディアドラ | チャンピオンステークス(G1) 3着 | |
2018 | 2 | 12 | 10 | 牝4 | リスグラシュー | エリザベス女王杯(G1) 1着 |
10 | 1 | 11 | 牝5 | クロコスミア | エリザベス女王杯(G1) 2着 | |
2017 | 3 | 7 | 8 | 牡5 | トーセンバジル | 京都大賞典(G2) 2着 |
9 | 3 | 12 | 牡3 | キセキ | 菊花賞(G1) 1着 | |
2016 | 1 | 9 | 4 | 牡4 | サトノクラウン | 天皇賞秋(G1) 14着 |
2014 | 5 | 6 | 3 | セ6 | カレンミロティック | 宝塚記念(G1) 2着 |
日本のG1レース好走実績のある馬を中心に、活躍が目立ちます。日本馬の相性が良いレースといえそうです。
予想
以下、簡単な考察と予想です。
昨年の香港カップ2着。ロマンチックウォリアー相手にアタマ差でした。今年は2400m戦の香港ヴァーズになりますが、香港シャティン競馬場実績に期待して本命評価にしました。
オークス2着&秋華賞3着馬。日本馬の活躍が目立つレースですし、チャンスはありそうです。外枠(13番ゲート)は気になるところですが、モレイラ騎手にも期待して対抗評価にしました。
G1では少し足りない印象の馬ですが、海外競馬(香港)&Cデムーロ騎手で何か変われば…と考えて押さえました。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、3着、5着、11着でした。本命◎ルクセンブルクは、5着でした。
着順 | ゲート | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 5 | 2 | 牡5 | ジアヴェロット | 8 | アイリッシュセントレジャー(G1) 3着 | |
2 | 6 | 4 | セ6 | ドバイオナー | 5 | チャーチルステークス(LR) 2着 | |
3 | 13 | 13 | 牝3 | ステレンボッシュ | 1 | 秋華賞(G1) 3着(0.4) | 2 |
カスリもせず…。
押さえプラダリアがゆったりとした流れで逃げる展開…。4角~直線にかけて動いた本命ルクセンブルクや対抗ステレンボッシュが上位争いするのかと思いきや、最後の最後で、馬群の中から内を突いたイギリス調教馬2頭が伸びて来ることになりました。結果的に、早めに動いた馬には、厳しいレースだったと思います。