アイビスサマーダッシュ2020過去データと予想

アイビスサマーダッシュ2020

サマースプリントシリーズ第3戦、アイビスサマーダッシュ2020です。JRA直線コースで行われる唯一の重賞。夏に行われる重賞の中でも一番の注目を集めるレースのひとつだと思います。

配当

過去10年のアイビスサマーダッシュの配当を見ると、3連単10万馬券超えは、2010年の1回だけです。ただ2016年を除くと、穴馬の好走例自体は多く、馬連や3連複が好配当になる傾向があります。

では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。

過去10年の1～3着馬の前走データ

過去10年のアイビスサマーダッシュ3着以内30頭中19頭を占めます。外ラチ沿いにロス無く進める馬が狙い目と言えそうです。

過去10年のアイビスサマーダッシュ3着以内30頭中15頭を占めます。そのうち5頭が優勝しています。

近年（2016年以降）好走例が多く、直近4年のアイビスサマーダッシュ3着以内12頭中6頭を占めます。6頭ともに前走1～3番人気の支持を集めていました。

過去10年のアイビスサマーダッシュ3着以内30頭中8頭を占めます。バーデンバーデンカップ組のほか、前走1000万～1600万クラスの好走例も見られます。

過去10年のアイビスサマーダッシュ3着以内30頭中10頭を占めます。前走出走取消だったベルカント（2015年）を除く9頭は、ともに前走で勝ち馬から0.9秒以内の着差でした。

予想

今年のアイビスサマーダッシュ2020は、ほぼ例年並みのメンバー構成だと思います。データ傾向から上位争いの候補になりそうな馬（ライオンボス、ラブカンプー）はいますが、そのうちラブカンプーは、牝馬で56kgを背負う一戦。過去の牝馬では、エーシンヴァーゴウとカノヤザクラが背負った55kgが最も重い斤量でした。一方、ライオンボスの57kgも過去の3着以内では、シンボリグラン（2008年2着）のみです。波乱を期待するとすれば、斤量に注目するのも面白そうです。

以下、簡単な考察と予想です。

追記修正：△ラブカンプーを無印に変更、代わりに△ビリーバーを追加しました。

過去好走例が多い外枠、前走韋駄天ステークスで人気を集めた馬。データ傾向からは、勝ち負けを期待したい条件が揃ったと思います。深く考えず本命です。取りこぼすとすれば、他馬との斤量差が原因のひとつになるでしょうか。

過去好走例が多い外枠、前走福島芝1200m出走馬。前走は、12番人気ながら後続を突き放す楽勝でした。サウスヴィグラス産というと短距離ダートで強いイメージなので、あまり強く推せないものの、前走の勝ちっぷりの良さと外目の枠に期待して、対抗評価にしました。

前走韋駄天ステークスで人気を集めた馬。前走9着を考えると買い難いところですが、昨年は新潟1000mを3回使って3回馬券圏内に好走していますし、無くは無い馬だと思います。過去、意外と2枠の好走例が多いことにも期待して…。

15モンペルデュと迷ってビリーバーを押さえました。前走は函館の3勝クラス（TVh杯）を優勝。過去の傾向からは、買い難いところでしょうか…。前走は、中団から大外に出す追い込みで勝ち切っています。勝ちっぷり自体は良かったので、前走の勢いに期待して押さえました。

劣勢傾向の内枠、特に1枠は厳しいと言って良いと思います。加えて、ノーマークで軽ハンデの逃げが出来た前走から一転、前走から斤量プラス5kgの56kg（牝馬）です。マイナス点ばかり集まってるので、ここで好走となれば、完全に復調してるということかもしれません。

結果

簡潔なまとめです。馬券的には、2着、3着、8着、12着でした。本命◎ライオンボスは、2着でした。

例年通り、外枠勢の好走が目立つレースとなりました。

優勝はスルーしたジョーカナチャン。韋駄天ステークス組は「買い」ですが、前走5番人気ということで買わず…。近年は、韋駄天ステークス組が鉄板ローテと言って良いのかもしれません。

馬券圏外の中から気になったのは10着ラブカンプー。思っていた以上に1枠から上手く先行して良いポジションを取っていました。最後の失速を見ると、前走のような状態には無かったようにも見えますが、牝馬の56kgかつ1枠だったことを考えれば、見せ場は十分だったと思います。