帝王賞2021過去データと予想

帝王賞2021

地方交流G1、帝王賞2021です。上半期のダート王者を決する一戦。毎年、国内トップクラスのダートG1馬が出走し、レベルの高いレースが繰り広げられます。

大井競馬場のダート2000mコース

配当

過去10年の帝王賞の配当を見ると、順当な決着が続いています。馬連数百円や3連単数千円台の決着が多く、多点数買いの場合はトリガミの可能性もありそうです。

では過去10年の帝王賞で3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。

過去10年の1～3着馬の前走データ

過去10年の帝王賞3着以内30頭中28頭を占めます。穴馬の好走が少なく、上位人気馬が上位争いの中心となっています。特に1番人気は、複勝率90%（2-6-1-1）の安定した成績を残しています。

過去10年の帝王賞3着以内30頭中27頭を占めます。前走大敗していた馬は買い難い傾向にありそうです。

過去10年の帝王賞3着以内30頭中12頭を占めます。かしわ記念で3着以内に好走していた馬や人気を集めていた馬の好走が目立ちます。

過去10年の帝王賞3着以内30頭中6頭を占めます。2017年以降、好走例が増加傾向にあり、直近4年では計5頭が馬券圏内に好走しています。

予想

帝王賞2021は、ほぼ例年並みの好メンバーが揃いました。半数近くが馬券候補になるでしょうか。実績面では、チュウワウィザード一強という感じですが、ほかにオメガパフュームやカジノフォンテンなど層が厚いメンバーといって良いと思います。例年4～5番人気前後の馬が馬券に絡む傾向にあるので、伏兵馬の活躍もあるかもしれません。

以下、簡単な考察と予想です。かなり難解です…。前に行くだろうカジノフォンテンやダノンファラオが気になりつつ、差し追い込み馬を狙いました。前残りになると、スルーした馬だけで決着もあるかもしれません。

大井2000mの交流G1といえば、この馬は外せないと思います。未だ連対を外していないコースですし、ここは深く考えず本命評価にしました。

前走ドバイワールドカップ2着。実績面だけ見れば、あっさり勝ち負けがあっても良いかもしれません。ただ大井コースで勝ち切れていないのは気がかり…。海外帰り初戦も考慮して、評価はオメガパフュームの下にしました。

近年好走例が多い前走平安ステークス出走馬。重馬場だったこともありますが、後続を突き放しての圧勝（レコード）でした。初の大井、交流重賞と未知数な部分が多いと思いますが、前走の勝ちっぷりなら押さえておいても…。

前走大井記念を圧勝。行きっぷりが良く、いつもより早めに動いて、そのまま後続を楽に突き放していました。ただ今回も後ろから進めることになると思うので、前残り決着になると厳しいところでしょうか。交流G1では大きく崩れてるわけではないので、紐荒れに期待して…。

結果

簡潔なまとめです。馬券的には、4着、5着、6着、7着でした。本命◎オメガパフュームは、5着でした。

人気馬が崩れる大波乱（3連単2,387,990円）でした。

道中、内で脚を溜めていたテーオーケインズが直線抜け出して完勝。前に行ったカジノフォンテンやダノンファラオ、オーヴェルニュが崩れただけに、差し追い込み勢に展開が向いたといえそうです。

2着には道中後方で進めたノンコノユメ。クリンチャーが良い脚で伸びて3着でした。テーオーケインズとクリンチャーは気になっていた馬ですが、ノンコノユメは完全にスルーしていました。難解すぎるレースだったと思います。