エルムステークス2020過去データと予想

エルムステークス2020

ダート重賞、エルムステークス2020です。出世レースという印象はありませんが、例年、重賞実績のある骨っぽいメンバーが揃う一戦。函館開催から北海道に滞在している馬を中心に、バラエティに富んだメンバーが集います。

配当

過去10年のエルムステークスの配当を見ると、3連単10万馬券超えが2回あります。大きな波乱こそ少ないものの、近年は3連複3連単ともに好配当が多く、やや波乱含みのレースと言えるかもしれません。

では過去10年のエルムステークスで3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。なお2013年は函館ダート1700m戦。2011年以前は9月に開催されています。

過去10年の1～3着馬の前走データ

過去10年のエルムステークス3着以内30頭中28頭を占めます。例年、4～8番人気あたりの中穴が馬券圏内に入って、好配当を演出していますが、大穴の好走例は少ない傾向にあります。

過去10年のエルムステークス3着以内30頭中27頭を占めます。大敗からの巻き返しが少ない傾向にありそうです。なお前走7着以下の3頭中2頭が平安ステークス組、残る1頭がジャパンカップダート組でした。

過去10年のエルムステークス3着以内30頭中11頭を占めます。そのうち10頭が前走のレースで3着以内に好走していました。

予想

今年のエルムステークス2020は、例年と比べると、少し層が厚いメンバー構成になるでしょうか。好走例が多い前走函館ダート1700m組と休養明けの前走重賞好走馬が上位争いの中心になると思います。ただざっとメンバーを見た感じでは、半数以上が馬券候補という感じなので、かなり予想難解なレースになりそうです。

以下、簡単な考察と予想です。

追記修正：外枠の2頭◎タイムフライヤーと〇ハイランドピークを無印に変更しました。代わりに、アンタレスステークス組の◎ウェスタールンドと〇アナザートゥルースを追加しました。

実績面では勝ち負け候補の馬ですが、アンタレスステークス組というのは買い難いローテになるでしょうか。末脚は堅実なので、極端な前残りにならなければ…。

直近2戦の重賞でウェスタールンドの1着2着。ウェスタールンドを買うなら、アナザートゥルースも押さえておいた方が良いかもしれません。叩き良化型のようですが、重賞戦線での安定感に期待して対抗評価にしました。

1年休養明けで初ダート戦となった前走プロキオンステークスで2着に好走。波乱のレースとなりましたが、上位3頭はG1連対経験のある馬だったので、格上の馬が結果を残したという印象を受けました。力はあるはずなので、一発あっても…。

過去好走例が目立つ3～4枠。ただ前走13着というのは、買い難い要素でしょうか。過去のエルムステークスを振り返ると、昨年こそ差し追い込み決着となりましたが、前に行った馬が1頭ほど馬券圏内に粘る傾向にあります。逃げ粘りに期待して押さえました。

前走マリーンステークスを着差をつけて完勝。過去マリーンステークス組の好走例も目立ちますし、このローテなら期待しても良さそうです。

前走大沼ステークス3着。最後は交わされての3着でしたが、休養明けかつ馬体重＋16kgだったことを考えれば、強さを見せたと思います。函館と札幌のダート1700ｍでは、安定した成績を残していますし、コース適性にも期待が持てそうです。

結果

簡潔なまとめです。馬券的には、2着、3着、7着、10着でした。本命◎ウェスタールンドは、2着でした。

変更前の本命タイムフライヤーと対抗ハイランドピークが4着に好走。絶妙な外しに…。

想定通りリアンヴェリテが逃げる展開を人気馬が差してワンツーフィニッシュ。タイムフライヤーもウェスタールンドも良い手応えで伸びていて、ここでは能力上というレースでした。3着には先行したアナザートゥルース。休養明けに加えて、58kg背負っていたことを考えれば、安定した強さだと思います。